「みやびといわれる京焼にも戦争の影がある」立命館大学文学部4回生の萬野翔子さん達は、清水焼で作られた陶器製手りゅう弾を今春から調査しており、8月13日から1ヶ月の予定で展示会を開催している。太平洋戦争末期、金属製に代わって作られ、出土されたまま窯元で保管されていた256個の陶器製手りゅう弾は、ひとつずつ微かに大きさが異なる。短期間での量産が要求された状況がうかがえる。夏の終わり、後輩達が掘り起こした戦争の歴史、それをふまえて企画した展示会に是非足を運んでみて下さい。なお、9月10日午後6時からは「戦争とやきもの-京都・信楽・備前の陶器製手榴弾を巡って-」と題し文学部木立雅朗教授が講演されます。
<展示会>
日 時:8月13日から約一ヶ月
(10:30~18:30)
場 所:五条坂「カフェ・ギャラリーふじひら」
<講演会>
日 時:9月10日
午後5時30分 登窯見学会(工房にて)
午後6時 講演会(木立雅朗文学部教授)
「戦争とやきもの
-京都・信楽・備前の陶器製手榴弾を巡って-」
参加費:1000円(飲み物含む)。定員50名。
電話で予約のこと(075-561-3024)