校友会本部執行部は、1月28日(金)午前11時30分から、衣笠キャンパス中川会館四階「校友会館」において、三役会議を行い、引き続き中川会館301会議室で、川本八郎理事長、坂本和一副総長ら学園執行部と定例の懇談会を行った。
その席上、川本理事長が、アジア太平洋地域の平和的で持続可能な発展と、人間と自然、多様な文化の共生をめざすべく立命館アジア太平洋大学を設立し、被災国出身の多くの学生・教職員をもつ立命館学園として「インド洋大津波被害」(スマトラ沖地震・大津波)支援対策本部(本部長長田豊臣総長、副本部長にモンテ・カセム立命館アジア太平洋大学学長、川本八郎理事長、土岐憲三総長顧問・歴史都市防災研究センター長)を設置したこと、またスリランカ政府など被災国の政府や協定大学と協議し、それぞれのニーズに対応し教育機関に相応しい支援策を策定ていきたいとして、現時点における支援計画の概要を説明した。
具体的には、(1)親を亡くした孤児達の保護センター的役割も果たす小学校建設の支援、(2)被災国復興に必要な下水道再建・地震警報システム構築等の短期人材育成研修、(3)中・長期的支援に必要な被災国との継続的協議や国際シンポジウムの開催などを行うこととし、その取り掛かりとして1校あたり500万円から1千万円とみられる小学校の建設資金を集めるため、とりあえず年度末までに3000万円の緊急募金活動を行い、その後さらに社会的な広がりを目指していくことを内容とするもの。
これを受けて山中諄会長ら校友会本部三役は、早速、校友会として当面500万円を目標とする緊急募金を行うことをその場で決定、各都道府県校友会等の校友会組織に対し、別途提起を行うこととした。もちろん校友個人からの支援も幅広く受け付ける。