各地で新しい校友会が発足するなど各校友会でも新役員の選出や役員改選が進んでいます。立命館大学校友会においては、校友会活動が各役員のボランタリーな活動に依拠して成り立つものであること、また様々な立場や考え方をもつ校友で構成される校友会の会員全員が仲良く親睦の輪を広げられるような会運営を行い、母校の発展、後輩達への援助活動に結びつけることを配慮した役員選任作業が各地で進められてきたことが誇りです。 とりわけ本部の運営を通じて全体の校友会活動を支える各県校友会の会長人事については、各県校友会の独自性を前提としつつも会活動全体の活性化や調和を図る意味から、全国会長会議等の論議をふまえて本部との連絡相談を行うことも重要な配慮事項とされています。 言うまでもなく、会の役員人事は、都道府県会の独自な課題ですが、校友会の役員改選は、政策を掲げて対立選挙を行う政治活動の選挙ではありません。したがって、「やりたい人」ではなく「やって欲しいと多数の声が集まる人」に役員をお願いすることが通例となります。その方を軸としながらも全員が会活動を支え分担して会運営に責任を持ち合うものだからです。改選の取り組みそのものが全体をまとめていくためにお互いを配慮しあう場となることが重要です。一方、校友会活動で最も避けるべきことは自己を主張するあまり、対立と分断を導くことに無頓着であることです。 政治活動との関係の独自性で名簿管理が大切であることと同様この点は何よりも重要な配慮事項であり、各地では、現在、このような校友会活動の性格を十分理解し、お互いを支え合うことができる役員体制の構築作業がすすめられています。 | |
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