1月8日(土)午後4時、硬式野球部OB小山正彦氏が支配人を務める「大津プリンスホテル」の大宴会場(淡海)で、現松岡監督に引き継ぐまで18年間に亘って、立命館大学硬式野球部を導いてきた中尾卓一前監督の喜寿を祝う会が行われた(参加者約250名)。司会は、RBC立命館大学放送局OBで元KBS京都アナウンサー飛鳥井雅和氏。 拍手のなか中尾前監督が入場すると、まず全員で校歌を斉唱。続いて77年野球一筋の人生を送ってきた中尾氏の歩みをまとめたDVD「中尾卓一70/77の白球人生」が大画面で上映された。阪神大震災に会われたため残された写真は少なかったものの優勝の胴上げに舞う中尾さんの姿など映し出された映像がそれぞれの時代を彷彿とさせた。多数の来賓等を代表して祝辞に立った川本八郎立命館理事長は、立命館スポーツの歴史を語るとき、全学を挙げて声援をおくってきた伝統の硬式野球部を18年間にわたって率い、様々な苦難を乗り越え、選手たちに生きる道を教え続けた中尾監督を欠かすことは出来ないとその功績を厚く労われた。続いて、昭和52年卒の赤松さんから健康と長寿を願って鶴と松が描かれた九谷焼きの花器が、さらに川本理事長からは、校友書家の今井凌雪氏による立命館の謂れの書が贈られた。 乾杯のご発声は、立命館スポーツフェロー理事長で硬式野球部OBの杉江清氏。大南正瑛前総長、坂本和一副総長、松岡正美元学生部長ら多数の参加者は高らかに杯をかかげた。出席がかなわなかったシアトルマリナーズの長谷川滋利選手からは、「雨上がり決死隊」を従えてビデオメッセージが届けられた。懇親半ばには、「思い出トーク」として各時代を振り返り、S52赤松、S53中村、S54片山、S55永山、S56中馬、S57木村、S58後藤、S59藤原、S60大西、S61大谷、S62勝岡、S63古田・・・・と続いていく順で合計16人のOBが中尾氏を囲んで懐かしい思い出話を披露。古田敦也選手も一人のOBとして懐かしく学生時代を振り返り楽しい時を過ごした。 また、かつてOB会事務局の運営を一手に引き受けて永年支えて頂いた株式会社三紅の井上すみ子さんにOB会藤岡幹事長から監督・コーチ・OB全員からの感謝の気持ちを込めた記念品が贈られ、児島敏夫OB会長のご挨拶に続いて中尾氏が謝辞を述べられ中締めとなった。 | |
|