福井県は、15日、多くの功績を残した福井県出身者を
たたえる福井県民賞に、何れも文化功労者であり、立命館
名誉館友である白川静名誉教授と作家水上勉氏(何れも文
学部出身者)を含む3名を選んだと発表した。
(他の受賞者は、東大名誉教授、元日本学士院長であり、
文化功労者の藤田良雄氏)。
福井県民賞は、1988年の俳優宇野重吉氏以来、14年
ぶり2回目のこと。贈呈式は、福井県の「設置記念日」で
ある2月7日(木)に、第20回の「ふるさとの日」記念
行事にあわせ県立音楽堂で行われる。
白川静名誉教授は、法文学部漢文学科卒業、文学部教授を
ながく務め、名誉教授。菊池寛賞、井上靖文化賞など受賞。
勲2等瑞宝章、文化功労者。立命館名誉館友。
水上勉氏は、文学部国文学科中退後、「飢餓海峡」「五番
町夕霧楼」「越前竹人形」などを発表。直木賞、菊池寛賞、
川端康成文学賞など受賞。立命館名誉館友。ご子息は、長
野県上田市に戦没画学生の遺作を展示する「無言館」の館
主窪島誠一郎氏。立命館大学国際平和ミュージアム内に開
設された「無言館コーナー」のテープカットにはお揃いで
ご参加頂いたことも記憶に新しい。