第15回立命館大学・関東立電会(関東在住・電気卒OB会)を、東京キャンパスのスタッフの皆さんのご協力の下に、9月20日(土)同キャンパスにて開催 致しました。
東京キャンパスの塩田所長もご出席下さり、出席者は17名でした。
最初に関東立電会 川添雄司会長(S31年卒)からレジメを使って「最近の二、三の話題から」と題して、ご挨拶を頂きました。
①世相、②情報関連の犯罪急増、③原子力規制委員会の原発安全審査、④関東立電会のあり方。 特に、④に関しては「知己の親睦会」から脱し、「アカデミック化」の重要性を 訴えられました。
次に、学園の近況報告を電気電子工学科の高山茂教授(S59年卒)から頂き
ました。
①(現)電気電子工学科は、1914年私立電気工学講習所設立を起点とすれば、今年で開科100周年を迎えた。
②学園人事の季節を迎えた。理事長は現・長田理事長再選が決定。
学長は現・川口学長が任期2期満了で退任。後任は間接選挙で候補者3名から選出予定。
③茨木キャンパスは来年4月開設に向けて着々と建設進行中。
④立命館中、高校は本年9月、深草より長岡京へ移転完了。
次いで、立命電友会・瀬見英利会長(S44年卒)からお話を頂きました。
①「理工学部BKC移転20周年記念事業募金」として電気卒者および学内電子システム系関係者から約900万円の募金を頂き感謝、今後も、継続して募金のご協力を願いたい。
②立命電友会会計は順調で、特別会計として現在700万円の資金を擁するまで
になった。
その後、情報工学科 H04年卒 の古賀国秀様(現・(株)東芝 ソフトウェア技術センター ソフトウェア設計技術開発担当 参事)より「製造業に迫り来るサイバー攻撃の動向とセキュリティ対策」と題してご講演頂きました。
①最近世を騒がしたサイバー攻撃:PC遠隔操作なりすましウイルス事件ー誤認逮捕、他 。
②製造業が安全でなくなった一大事件:重要インフラの制御システムへの攻撃例
ー2010年イランの遠心分離器9000台中1000台が破壊された、他。
③産学連携でのセキュリティ対策:制御システムセキュリテイセンターのVideoによる紹介、他。
④ソフトウエアとは何?:作業の具体的手順である「プログラムの集まり」がソフトウエア。
⑤私の仕事 ソースコード解析について:バッファオーバーフロー等の脆弱性を作り込まないコーディング作法を実施、ソースコードの記述内容を分析し、脆弱性を早期に発見する、他。
⑥これから 教育が大事:セキュリテイ人材不足:2012年:2.2万人、13年:8万人、14年:16万人
攻撃から情報を守る為、侵入されない、オーバーフローさせないコーデングの実現が大切である。
この為には「社内ノウハウ」を充実させ、関連者の教育が大事である。
内容ある講演と、その後の活発な質疑応答があり充実した講演会でした。
その後、同じサピアタワー内にあるイタリアン・レストランで懇親会を実施致しました。
立命電友会・荒木敞 元会長(S36年卒)の乾杯の音頭で懇親会が始まりました。
各々の自己紹介や近況報告、等でアッという間に2時間が過ぎ、全員で集合写真を撮ってお開きとなりました。同じ、校友で電気卒の気楽さで、お互い楽しい一時を過す事が出来て感謝でした。
米澤正勝(S36年卒)記