9月29日(土)、朱雀キャンパスにて校友会未来人財育成基金を活用した「+R校友会未来人財育成奨学金(成長支援)」の受給者による交流会が開催された。企画は受給者同士が交流する第一部、校友会の三役・常任幹事等の役員と交流する第二部で構成された。
第一部は、学生時代に校友会未来人財育成基金から支援を受けた2人の若手校友の講演と、受給者同士のグループワークが実施された。講演会に登壇いただいた鈴木裕明さん('18経済)は国内におけるムスリム支援に取組んだエピソードを紹介しつつ、目標を実現するための課題を考えていく上では、現状を認識してありたい姿をしっかり描く事が大切であると、学生時代と社会人となってからの知見にもとづいて学生にアドバイスを送られた。もう1名の河田麻実さん('17文)は、国際交流を軸とした地域活性化の取組を、実際に自治体の方と協働して進めた経験を紹介され、あわせて事前に立てた理論と計画を実践していく上で様々な課題に直面して葛藤したリアルなエピソードも紹介された。講演会後、受給学生同士を2つに分けたグループワークが行われ、それぞれの取組の内容と進捗や、直面する課題や悩みについて共有された。
第二部は、1階カフェテリアにて、校友会役員(三役・常任幹事23名と幹事3名)との交流会が実施され、三役会・常任幹事会終了後にも関わらず多くの校友がキャンパスに残って学生と交流した。司会は安井亜希常任幹事('07院法)、曽谷直樹副事務局長によって進められた。
冒頭、長澤学生部長の挨拶の後、村上健治会長より乾杯のご挨拶として「この基金には現役の学生を応援したいという先輩校友の思いが詰まっている。貴重な学生時代をより豊かなものにして、頑張って欲しい。」と受給学生を激励された。交流会は学生と校友がそれぞれ3~4名程度がテーブルにつき、立食・歓談の形式で進行した。
歓談の途中、衣笠・BKC・OICをそれぞれ代表する学生が、独自のアプリ開発や日米学生会議への参加など、多種多様な取組内容について報告を行った。熱意のこもった学生のプレゼンテーションに校友と学生の意見交換は一層進んだ。
会の終盤、三ツ野学生部次長から全体講評があり、全国屈指の後輩支援制度である校友会未来人財育成奨学金への感謝が伝えられ、学生に対しては取組の更なる高度化を図るよう激励された。最後、校友会未来人財育成基金募集推進特別委員会の委員長である林幸雄副会長より中締めの挨拶で「卒業後はぜひ校友として、後輩を支援する立場として校友会未来人財育成基金にご協力いただき、循環型の後輩支援文化を一緒につくっていきましょう」と、未来の校友への期待の言葉で締めくくられた。
なお、歓談中は、校友会設立100周年記念ロゴのミニフラッグによる撮影も行われた。