11月16日(土)、鹿児島東急REIホテルにて、令和元年度 立命館大学鹿児島県校友会 校友の集いが開催され、来賓・校友あわせて69名が参加した。
昨年に引き続き、NHK鹿児島放送局アナウンサー・有田雅明氏('99政策)の司会進行により総会はスタート。はじめに校歌斉唱が行われた後、前迫栄二郎会長('77経営)より、「鹿児島県校友会が立てた2020年度までの未来人財育成基金の目標を、今年達成することができた。多くの校友の母校・立命館と後輩学生を想う気持ちに感謝するとともに、鹿児島県校友会の一致団結する強さを誇りに思う。奄美大島をはじめ遠方よりお越しの方もおられる中、年に一度のこの日を思う存分お楽しみいただき懇親を深めていただきたい」と開会の挨拶が述べられた。
来賓紹介に続き、学校法人立命館 伊坂忠夫副総長、立命館大学校友会 小野守通副会長による来賓挨拶が行われた。伊坂副総長からは、学園の近況・学生の活躍の紹介とともに、鹿児島県における校友会未来人財育成基金の取り組み状況について、県校友数に対する継続寄付者数の比率が全国トップである実績に触れられ、感謝の意が伝えられた。小野守通副会長は、先日京都で開催された『100周年記念オール立命館校友大会』について触れられ、「校友会設立当初、誰も今の立命館と立命館大学校友会を想像できなかっただろう。これから100年後も想像することはできないが、先人たちの努力と、大学と校友会がともに歩んできた歴史の重みを感じながら、今後の更なる立命館の発展を皆さまとともに応援していきたい」と語られた。議事では、前迫会長を議長に選出し、前迫会長より活動報告が行われ、栫井昭広事務局長(’78産社)より会計報告、下津昭則監事(’86経営)より監査報告がおこなわれ、拍手をもって承認された。
その後、校友会未来人財育成奨学金受給学生の橋爪夏香さんより成果報告が行われ、「運動が楽しくなるための幸せバイオマーカーの探索」をテーマに、日ごろの研究活動、奨学金の使途、校友への感謝が伝えられた。多くの人が健康のために継続してスポーツに取り組むことができるよう、聴覚、視覚、嗅覚等に刺激を与えることにより、スポーツ中の幸福度指数にどのような変化が見られるか考察されており、研究内容と橋爪さんの直向きな発表に対して、参加者から温かい拍手が贈られた。
続いて、福元寅典顧問・校友会本部副会長('72経済)より、「校友会未来人財育成基金」の全国的な取り組み状況と鹿児島県校友会の実績(2020年3月までの基金総額目標1,000万円に対して、2019年8月末時点で1,0847,000円、継続者数55名)が紹介された。とりわけ基金の募集を開始した当初からの渡博文顧問('58理工)による温かいご支援に関する謝辞が述べられ、さらなる母校・後輩学生支援に向けた協力について力強く呼びかけられた。
休憩の後、懇親会となり、立命館アジア太平洋大学キャリア・オフィスの岩森崇課長(鹿児島県出身)によるAPUの紹介を交えた来賓挨拶の後、鹿児島県校友会第二代会長の松村博久顧問(’58理工)の乾杯の発声で懇親会がスタートした。懇親会では、九州ブロックのネットワーク促進の一環として北九州校友会より参加した初村雅敬幹事長の他、関・関・同の校友会代表、さらには若手・女性校友をはじめとした初参加の校友より挨拶が行なわれ、県や立命館の枠を超えて人が集う鹿児島県校友会の活発さ、とりわけ絆の強さ、交流の深さを感じる時間となった。挨拶の後には、都道府県校友会総会で初めてとなる「100周年記念オール立命館校友大会」ビデオ上映が行われ、当日参加できなかった校友も、校友会設立100周年を記念する式典と京都四花街の舞妓による祝舞を鑑賞し、100周年校友大会の余韻に浸る時間となった。
懇親会の中盤では、恒例となった木下まどか氏('99産社)によるベリーダンスが披露され、セクシーで迫力あるダンスに圧倒されるとともに、前迫会長、森元美隆副会長('88経済)はじめ参加者を巻き込んだダンスに会場は大いに沸いた。また、おたのしみ抽選会では、渡顧問のつながりから、奄美大島開運酒造の「れんと」をはじめ多くの焼酎が景品として出され、多くの参加者がこれを引き当て、テーブルでは大きな歓声があがった。当選にガッツポーズを見せる校友も多く見られ、焼酎を愛する鹿児島県人の気風を感じる抽選会となった。
宴もたけなわとなったところで、応援団OBの井戸鎮氏(’88 法)の力強い演武によるリードで応援歌を斉唱した後、来年の再開を誓い、お開きとなった。
一次会終了後も、参加者の半数を超える多くの校友が二次会に参加、前迫会長のユーモア溢れる司会のもと、ほとんどの出席者が登壇しスピーチ、さらには歌や踊りが披露され、大変賑やかで笑顔溢れる濃密な時間が送られた。
なお、校友会事務局より校友・父母課 古澤秀晃が出席した。