2月6日(土)、びわこ・くさつキャンパス(BKC)にて、「BKC環境フォーラム-BIWAKO×MOTTAINAI-」を開催した。これは、平成19年度文部科学省現代的教育ニーズ取組支援プログラム(現代GP)に採択された文理総合インスティテュートの環境教育プログラムである「琵琶湖で学ぶMOTTAINAI共生学」の3年間の補助事業の集大成として行われ、169名が参加した。
まず、滋賀県知事の嘉田由紀子氏が「未来可能社会を目指して」をテーマに基調講演を行った。嘉田氏は琵琶湖の実態と現状について説明し、「琵琶湖は環境について学ぶ場としても重要な資源である。また、未来可能社会を目指す上で[人の力]、[人と人との社会関係的な力]、[人と自然の関係の力]の三つの力が必要。そのためには、人々が自然の恵みと仕組みに謙虚にならなくてはならない」と述べた。
次に、プログラムに参加した学生による取組の報告が行われ、5名の本学学生が各自の体験を中心に発表し、企業やNPOから参加しているパネラーが講評を行った。加藤拓さん(経営学部4回生)は、旧草津川を利用した庭づくりを目的として自身が立ちあげた学生市民団体「にわわ・くさつ」の活動を紹介し、「学生が積極的にアクションを起こすことが大切。」と訴えた。
最後に、「地域で学ぶサステイナビリティ」をテーマとしたパネル・ディスカッションを行い、環境取組の第一線で活躍しているパネラーの考え方に触れることで、参加者は環境への認識を深めていった。
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http://www.ritsumei.jp/pickup/detail_j/topics/5320/date/2/year/2010