6月16日、午後3時から、梅雨晴の南国土佐、高知市上町のホテル城西館「日輪の間」において"Rits黒潮フォーラム"が開催された。
今回の黒潮フォーラムは、校友会を校友が単に懐かしく集い懇親する場というだけでなく、それぞれが各地域でますます活躍していくための学習と交流、母校立命館を軸にした幅広い実践的なネットワークの構築を目指す場とすることを目指す企画として、今回始めて高知県において取り組まれたものである。
今回は、「生産と生活を結ぶ地域共同体の再生」のテーマで、岩崎嘉夫㈱前川製作所常務取締役、田井修司立命館大学政策科学部教授、を講師として招聘、高知県・高知市各教育委員会と高知新聞社、高知放送、テレビ高知各社の後援を得たうえ、高知県在住の校友800名全員に直接案内を行い、さらに高知新聞への新聞広告も2度掲載して広く一般にも公開する企画として実施した。
フォーラムには、香川県校友会から参加した赤澤香織さんをはじめ各県からの校友、学生の父母、一般市民など約100名が参加し、「今後もこのような企画を積極的に推進していきたい」という校友会本部の山添祥統常任幹事(新世紀構想委員)の挨拶、さらに学園側から参加の中村義孝就職部長の「校友会のとりくみに敬意を表しつつ会の活動強化を心から期待する」旨のまとめの発言を受けて閉会。
また、会場を「太陽の間」に移して開催された、四国ブロック会議・高知県校友会総会・懇親会は、平井雅章高知県校友会理事が司会を務め、堀田誠一高知県校友会会長の開会挨拶、来賓の井上純一学校法人立命館常務理事、柊茂校友会本部副会長の挨拶の後、四国各県校友会の現状報告と今後の協力について意見交換。高知県は西山陽典副会長、香川県は村上良一、愛媛県は渡部英夫、徳島県は板東哲夫(メッセージ)の各会長から近況を報告した。
懇親会は、母校から駆けつけた学生「和太鼓ドン」の勇壮で華麗な演技で幕を開け、中村敏彦高知高校野球部監督の発声による乾杯の後、「いごっそう」と「はちきん」の街に相応しい胸襟を開いた宴席で和やかに懇親を深めた。また会場では、東京から参加した中野佳美、壇上英宏、藁谷智美の各氏が新しい世代の校友会活動を紹介。黒潮に乗って未来を目指す言わば、"Ritsの海援隊"の姿に参加した父母の代表村永美紀子、西森きよみの両氏は次回以降父母と協力して交流会を開催しようとの提案に即刻賛成。夜の高知に繰り出した二次会は深夜に及び、50名の参加で大いに盛り上がった。