9月3日(土)17時より、熊本全日空ホテルニュースカイにおいて、平成23年度(第52回)立命館大学熊本県校友会総会が開催され、来賓含め総勢60名近くが参加した。
全員での校歌斉唱を経て登壇した隈部幸一会長(S47/1972経営: 税理士法人絆 代表社員)は、「初めて校友会に参加した約20年前、名簿で中くらいの位置に名前があったが、今日見ると自分が上から5番目で大変驚いた。私より年長の先輩には、今後も頑張って参加をお願いしたい」と発し会場を和ませたうえで、同日、総会前に開催された「地元熊本での就職状況に関する情報交換会」について状況報告を行った。
隈部会長は「校友会として、母校や後輩学生のために役立つことを実施したいと考え、この情報交換会を企画した。初回ながら、関係校友の尽力により、地元就職を志す人たちに対し価値ある情報が提供できたと実感している。在熊本の校友が、(仕事の面で)自らの希望を叶え頑張る姿を地域社会に発信することは、校友会や母校のプレゼンスを高めるだけなく、志願者増にもつながっていくと確信している。今後もこのような取り組みを継続強化していきたい」と述べ、開会にあたっての挨拶とした。
ともに鹿児島出身の田畑泉立命館スポーツ健康科学部長、福元寅典校友会本部副会長による、同じ九州そして隣県の親しみを込めた来賓挨拶が述べられた後は、議事が執り行われ、隈部会長議長のもと、飯田俊之事務局長(S57/1982産社)が、新旧年度の事業・計画、予・決算報告を行った。全ての議案が可決されたのち、役員交代の挨拶が行われ、監事退任の白浜邦彦さん(S39/1964法、当日の最年長参加者)、同就任の井竿孝さん(S56/1981経済)がスピーチを述べた。
今回、都合により吉良禎人名誉会長(S32/1957経済:合名会社豊前屋本店 代表社員会長)は欠席であったが、司会を務めた前園絵吏さん(H15/2003産社)より、同日の出席者全員分「たまごごはん醤油」が提供されたことや、料理への活用法などが紹介された。
総会終了の後はシームレスに懇親会に移行。野村慶人校友会本部事務局員、野々口瑞穂関西大学校友会熊本県支部長がスピーチを述べた後、司会前園さんの「お父さん壇上へどうぞ」とのユニークな紹介により、前園潮副会長(S48/1973経済)が登壇。「くれぐれも短めに」という絵吏さんの助言を多少逸脱しながらも力強く乾杯を発声。賑やかな懇談がスタートした。
配席は卒業年代ごと(女性と新人校友一つのテーブル)、名札にはご当地の人気キャラクター「くまもん」のシール(全部で17種類)があしらわれるなど、事務局による雰囲気演出が光る中、出席者のうち実に6割を平成卒業世代が占め、元気のある30~40代が牽引するかたちで、懇親会は序盤より大いに盛り上がる。
中盤では、平成22(2010)年卒3名(田中圭さん:経営、樋口琢郎さん:文、城島勇人さん:経営)、平成23(2011)年卒4名(富岡智顕さん:法、大塚友美さん:法、本山未奈さん:経済、河北英之さん:産社)が登壇し自己紹介を行い、先輩諸氏から熱烈歓迎の拍手喝采を浴びた。
木下智夫同志社校友会熊本県支部長、池永祐二関西学院同窓会熊本支部長による場の雰囲気にあわせた洒脱なスピーチののちは、米本直美副会長(S58/1983文)によるお楽しみ抽選会が繰り広げられた。景品は校友会特製デジタルフォトフレームと、「くまもん」グッズ。来賓より飛び入りでレアもの「くまもん」グッズも提供されたこともあり、番号と名前が読み上げられるたびに大きな歓声があがった。
瞬く間に時間が過ぎての中締めは、応援歌斉唱に備えて円陣が形成されつつあるなか、飯田事務局長の指名により新卒校友富岡さんが再び登場。体育会準硬式野球部出身で、同部大場茂生前監督より直接指導を受けたという富岡さんの演舞・大音声アカペラにより全員で『グレーター立命』を大合唱。若干の緊張のためか最後のエールが自動省略されてしまったものの、大役を務めた富岡さんには温かい拍手と熱い激励が送られ、米本副会長の中締め挨拶により閉会となった。
その後も引き続き、女性と30歳未満の男性校友、一般男性校友に分かれた二次会が開かれ、参加者は皆多いに交流懇親を深めた。今回新卒で初参加の本山さんは「大阪出身で熊本に赴任したので、参加する前は心細かったが、隣の席に座った大塚さんと話しているうち共通の友達がいることが判明したり、素敵な先輩にたくさんお目にかかることができてとても嬉しい。今後の熊本での生活により彩りが生まれそう。今後もぜひ参加したいと思う」と感想を述べた。