7月27日(水)18時30分より、兵庫県尼崎市の都ホテルニューアルカイックにおいて、尼崎市役所比叡会総会・懇親会が開催され、会員、特別会員(市職員OB校友)、来賓あわせて35名が参加した。
今回の総会は、これまで比叡会会長を務めた江川隆生会長(S45/1970経)が、このたび尼崎市副市長を退任、同会会長も交代することに伴い開催されたもの。冒頭、登壇した江川会長は、「40年あまり勤務した市役所を7月7日に退職した。副市長の任を無事に務められたのも、先輩・同僚・後輩はじめ比叡会会員の皆様の力の支えあってのことと実感している。あらためて御礼を申し上げるとともに、後輩の皆様がさらに活躍し、比叡会の活動はもとより尼崎市の発展に寄与することを望みます」と述べ退任の挨拶とした。
前年度会計報告、役員改選案の審議を経て、挨拶に立った村山保夫会長(S47/1972産:尼崎市副市長)は、「比叡会が発足したのは昭和47年。私はまさにその年入庁し比叡会に入会した。あの時、名簿の末尾に名前を記された自分が、今、会長として先頭に立つことについて大変感慨深いものがある。今回は会の創立以来はじめて一挙6名もの新人を比叡会に迎えることができた。この喜びを勢いとして、比叡会の活動をさらに活発化させたい」と力強く抱負を述べ就任挨拶とした。その後来賓を代表して國廣敏文立命館常務理事・産業社会学部教授が祝辞を述べ、立命館学園の近況と中期計画R2020に関する報告を行った。
続いての懇親会は、来賓の辻寛兵庫県校友会長による乾杯発声により歓談をスタート。同会は数年の間、新人校友の入庁そのものが少ない状況であったが、今回は一挙6名を迎えたとあって、年齢の近い校友のテーブルを中心に冒頭から大いに盛りあがる。
懇親会中途では6名が壇上に並び自己紹介を行うことになった。トップバッターを務めたのは、今回環境省より尼崎市に出向した福嶋慶三さん(H11/1999法)。福嶋さんは同市役所理事(副市長と局長の間のポスト)として、稲村和美同市長が掲げる「持続可能なまちづくり」に関して、環境を柱とした各種施策の企画・立案を担う。福嶋理事は「今回の出向に際して、市長を支える二人の副市長がともに立命出身であることを知り大変驚くと同時に、同窓の自分がこれから尼崎市に関ることに大きな縁を感じた。比叡会の皆さんとともに一生懸命頑張っていきたい」と述べ大いに会場を沸かせ、続く新人5名の挨拶に弾みをつけた。
先輩会員・特別会員諸氏から熱烈な歓迎応援のエールが飛び交うなか、引き続き行われたBINGOゲームは、熱気溢れる会場の雰囲気が作用した影響か、開始後間もない段階からBINGO!を宣言する人が続出。瞬く間に予定していた景品10個の配布を終了した。
終盤では特別会員全員が壇上に集結。吉田寮出身の中村光彦さん(S38/1963法)がマイクを握りリードを取る形で、会場全体で寮歌・応援歌を斉唱した。今回は、例年以上に盛り上がる会であったことを反映して中村さんの喉も絶好調。本来、哀調の寮歌も明るいスウィング調の響きを醸し出した。
最後は、今回同会副会長に就任した関恒雄さん(S55/1980理)が、「比叡会の現役会員は今回で49名となった。当会はこれを(し)あわせ(く)ると読み替え、今後の発展に邁進したい」と宣言し閉会の挨拶とした。今回同会には、校友会本部事務局より野村慶人校友・父母課員(尼崎市在住)が参加した。