11月14日(日)10時より、立命館守山中学・高等学校の本校メディアセンター2階メディアホールにて「立命館守山早苗会発足60周年記念行事」が開催され、来賓あわせて約200名の参加があった。
第一部の式典では、まず開式の辞の後、前田啓好早苗会会長が挨拶の中で、卒業生や附属校同窓会等の関係者へ会の活動への協力について御礼を述べた。続いて行われた小畠敏夫立命館守山中学・高等学校長の挨拶では、地域に支えられながら行っている様々な教育の取り組みが紹介された。また、上路博守山市教育委員会教育長、南井繁樹有限会社マルサ呉服店代表取締役より祝辞があった。
その後、西村隆校友会副会長が滋賀県と立命館の関係についてや、地域の方に支えていただき地域のためになる必要性に祝辞の中でふれた。その後、学校法人立命館大学総長と立命館大学校友会長からの祝電と、守山市長からのメッセージが披露された。
続いて行われた総会では、常任幹事の議事によって進み、2010年度の立命館守山早苗会事業計画や予算案がすべて拍手で承認された。
休憩をはさんだ後で行われた記念講演会では、元立命館大学教授で和歌山大学客員教授の木津川計教授より「『落語』にこめた庶民の思い」というタイトルで、庶民の思いや願望が込められた落語について、女のアホが一人もでてこないところから見えてくる庶民の真情について話を進めた。時折、実際の落語の高座ように繰り広げられる軽妙な語り口に内容に会場は何度も大きく沸き、笑顔が溢れた。講演会の最後には、卒業生から御礼の意味を込めて花束が贈呈された。
その後、参加者は用意された大型バスに乗り込み、大津港まで移動、船をバックに記念写真を撮影した後で、「Bianca」に乗り込み、第二部懇親会のランチクルーズが始まった。
司会の進行により、新宮薫立命館慶祥会会長より祝辞があった後、中岡正子先生より乾杯の挨拶があり、参加者は食事やお酒などを楽しみつつ、懐かしい顔ぶれの同級生同士、学生時代の思い出話や近況について話に花を咲かせていた。
時間が経つごとに参加者は、大きく世代ごとに分けられていた船内の部屋を移動しはじめた。仲の良い同級生同士で写真を撮ったり、お世話になった先生と当時の話で盛り上がったり、多様な世代間で交流する姿が船内のあちこちにあった。船内でゆっくりと食事を楽しみつつ、落ち着いて会話を楽しんだり、清清しい風が吹く船のテラスで集まって懐かしいメンバーで海を眺めつつ写真を撮ったりするなど、参加者は思い思いの時間を楽しんだ。
そのような時間を過ごしている間に、ランチクルーズの終わりの時間が近づき、最後に中島美智子早苗会副会長より謝辞があった後、船は再び大津港に戻り、会は終了となった。なお、校友会事務局からは舩尾優一課員が参加した。