第54回立命館大学茶道研究部夏季茶会が8月23日(日)午前9時から広島市の「安国寺不動院」にて開催された。今回はじめて立命館アジア太平洋大学APU茶道部と合同で開催、「流派を問わず、茶道を志す者が共に学ぶ」という活動理念の下、両校の部員が日頃精進してきたお点前を披露した。
開催には、広島県校友会並びに広島県東部校友会が会場の手配、広報など多岐にわたりご協力いただき、当日も伊藤利彦広島県校友会会長(S37法)、岩村寿夫広島県東部校友会会長(S43経済)をはじめ約30名の校友が参席した。
福島正則など戦国武将の墓所を有する「安国寺不動院」は、原爆が投下された広島では希少な名刹であり、落ち着いた蒼翠の境内で約240名の参加者が茶の湯を楽しんだ。この日特別に開放された本尊前の待合室においても、県校友会と同部OB会である読茶会、学生、市民との間に交流の輪ができ、和気藹々とした時間が流れた。
茶道研究部第64期部長の谷髙隼人君(経済学部3回生)は校友会の支援に対する感謝の意を参加者に表し、校友からは部員の礼節の正しさに感嘆する言葉が聞かれ、学生と校友が深く触れ合う場となった。