2月24日(木)13時30分より、京都市河原町御池の「京都ホテルオークラ」にて「2010年度 卒業50周年記念祝賀会」が開催された。この祝賀会は立命館大学校友会が、卒業50周年を迎えた校友を対象として毎年開催するもので今年で5回目の開催。今回は昭和36(1961)年卒業校友が対象となる。年々参加者が増加しているが、今年は昨年の参加者159名を大幅に超える307名が参加した。
祝賀会は二部構成。まず第一部は、坂本和一立命館大学名誉教授・百年史編纂室顧問により『この半世紀:立命館の発展と変貌』と題して、この半世紀の間の立命館の発展について講演が行なわれた。坂本名誉教授は、広小路・衣笠キャンパスの懐かしい写真などを交えながら話を進め、参加した多くの校友は深く感銘を受けながら熱心に聴き入っていた。
休憩を挟んでの第二部は、立命館大学応援団のリードのもと、全員で校歌を斉唱。主催者を代表して挨拶にたった西村義行校友会本部副会長は、自身も当日の参加者とごく近い年代に立命館で学生生活を送ったことを紹介しつつ、「共に卒業50年を迎えられたことを祝い、今後も末永く母校の発展を見守っていこう」と呼びかけた。また来賓を代表して祝辞を述べた川口清史立命館総長は、立命館学園の今後10年の新展開に触れ、「社会の要請に応え続ける確かな学園を創造していきたい」と力強く抱負を述べ、参加校友より大きな拍手を受けた。
長田豊臣立命館理事長の乾杯発声により懇談が開始された後は、学部別に設けられた30の円卓を囲み、参加校友間の活発な交流が行われた。遠くは北海道や九州から駆けつけた校友や、卒業後初めて50年ぶりの再会などもあり、会場内あちらこちらで歓声があがり、肩を組んで記念写真を撮影する姿が多数見受けられた。
終盤、参加校友を代表して経済学部卒業の清家邦敏さん(立命館大学福岡県校友会長・立命館大学校友会本部副会長)が謝辞を述べた後、再びステージ上とフロアに応援団を迎え参加校友全員で「寮歌」「応援歌」を大合唱。興奮冷めやらぬなか、森島朋三立命館常務理事の中締め挨拶によりお開きとなった。
なお、今回の祝賀会会場において、「立命館創立110周年記念グッズ」が販売された。このグッズは購入代金の1割が、立命館で学ぶ学生に対する寄付(奨学金として活用される)となるもので、坂本名誉教授の講演の中で商品や仕組みについて紹介されたこともあり、休憩時間や中締め後に多数の参加者が買い求めた。