9月3日(土)17時00分より、広島県広島市のホテルグランヴィア広島にて平成23年度広島県校友大会が開催され、来賓含めて130名近くが参加した。
第1部となった総会では、柴田知子幹事(H6法)による司会進行のもと、開会のことば、黙祷、参加校友全員での校歌斉唱と続いたところで、伊藤利彦会長(S37法)から、「昨晩から台風が接近する悪天候にも関わらず、積極的に参加いただきありがたい。広島県校友大会は今回で59回目となり、来年には60周年を迎える。今年から準備を進めており、記念すべき大会を盛大に盛り上げてほしい。また、校友会の皆様には、ぜひ陰になり日向になり後輩を育ててほしい。特にこのような後輩の多く集まる場所においては存在感を発揮してほしい」と熱のこもった挨拶を行った。
続いて、来賓紹介があり、学園、校友会及び事務局、隣県の山口県、そして広島県福山市を中心とする広島県東部校友会から出席した役職者が紹介され、本郷真紹立命館副総長が来賓を代表して祝辞を述べ、その中で学園の近況についての紹介などがあった。
その後、総会議事に移り、平成22年度会計報告及び監査報告については永井美恵子会計(H7経済)より説明があり、活動報告、予算案、役員改選については、配布された資料に基づき校友各自が確認を行い、拍手によってその全てが承認された。
また、新たな役職についた校友が紹介され、それぞれ自己紹介や今後についての抱負が述べられた。その中には長年事務局長として広島県校友会を支え、今回新たに顧問となる鎌倉正則さん(S40法)や、新たに事務局長を引き継ぐ田中龍次さん(S50産社)の姿もあり、会場からは大きな拍手がまきおこった。
5分間の休憩を挟み始まった第2部となる懇親会では、司会台にRCC 株式会社中国放送アナウンサーの寺内優さん(S58経済)が登場して進行を務めた。開会のことば、立命館大学校友会本部の飛鳥井雅和副会長からの校友会の近況にふれた来賓祝辞と続いた後、広島県校友会独自の女性会員組織である「メッチェン広島」のメンバーである岡春日さん(H10経済)による乾杯の発声で歓談が始まった。
幅広い年代・勤務先の校友が集まる中、事務局による巧みなテーブル構成により、早速各テーブルにおける懇親が大いに盛り上がる中、東章山口県校友会顧問、小田正巳広島県東部校友会副会長が登壇して祝辞を述べた。
また、当日参加した新卒校友5名の紹介も行われ、登壇した新卒校友は順番に仕事や学生時代の活動を含んだ自己紹介を行い、そのフレッシュな様子に会場からは暖かい拍手や声援が送られ、降壇後には数多くの先輩校友から次々と歓迎を受けていた。
その後、参加校友で一番の先輩である西本五郎さん(S27法)が挨拶に立ち、「93歳になってもみなさんの前で話すことができて嬉しい。100歳を目指して頑張る。」との決意表明があり、われんばかりの大拍手が会場全体を包み込んでいた。なお、会場の後方では「ホビー展」と称して、高田美彦顧問の作品が展示されるなど、広島県校友会の文化的な取り組みについても紹介がされていた。
懇親会も半ばに差しかかる頃、壇上に「メッチェン広島」のメンバーである女性校友と新卒校友が大集合した上で、アトラクションが行われた。岡本真夜さんの「TOMORROW」と坂本九さんの「上を向いて歩こう」を、壇上でマイクを順番にまわしながら熱唱。飛び入りで広島県校友会や校友会本部、学園役職者も一緒に壇上に参加し、また、参加校友も全員で声をあわせ、会場は一気に心地の良い一体感に包まれた。
その後、広島県校友会での多様な活動を象徴するような多数の各地区、職域、同窓会、同好会、グループ等の代表者による数分間スピーチを経て、毎年恒例のじゃんけん大会が開始となった。このじゃんけん大会は、参加校友が1人100円を用意し、2人1組になってじゃんけんをし、勝った人が負けた人から保持しているお金を預かるルールで行われた。冒頭に今回優勝した人は、その賞金を全額校友会による震災復興のための義援金にあててほしい旨お願いがあり、参加校友一同がそれを快諾した。
いよいよじゃんけん大会が開始されると、会場の至るところで熱戦が繰り広げられ、歓喜と落胆の声があちこちから聞こえた。最後の6人となったところで勝ち残った校友が壇上に集合、司会者からのインタビューを受けた後に最終決戦が行われ、庄司仁志幹事(S60産社)が見事優勝を果たした。その後、庄司幹事から獲得した賞金の全額が飛鳥井校友会副会長に手渡されると、会場からは一際大きな拍手が送られた。
会も終盤となった頃、同県校友会の定番となっている、元応援団リーダー部長上野康史さん(S57理工)のリードによる応援歌斉唱があった。当日は、上野さんに加えて、後輩で元リーダー部長である山口竜一さん(H12経営)と名越陽介さん(H21政策)の3人の豪華揃い踏みが実現した。昨年は、上野さんと一緒に演舞を行ってきた山口さんが仕事で大阪に転勤になり、東城から参加の名越さんと2人で演舞を行ったが、今年は山口さんが支店長として広島県に凱旋、3人での演舞が実現した。太鼓も使った迫力のある演舞に、会場のボルテージが最高潮に達する中で、最初の寮歌では、寮生が壇上にあがった上で、校歌・応援歌では大きな会場を最大限使って参加者全員で肩組みがされる中で斉唱され、3人のリードによって息のあった大きな歌声が響いた。興奮冷めやらぬ中、最後に高田美彦顧問(S34理工)による中締めの挨拶があり、会はお開きとなった。
引き続き場所を同ホテル上階のラウンジに移して開かれた二次会にも、約50名の幅広い世代の校友が参加、過ぎゆく時間を惜しむかのように参加校友同士で積極的に懇親を深めた。
なお、じゃんけん大会により集められた義援金は、別途広島県校友会で集められる義援金とあわせて、校友会本部事務局に届けられる予定。今回、校友会事務局からは、縄本敏校友会事務局長・社会連携部長、村上吉胤校友・父母課長、舩尾優一同課員の3名が参加した。