7月23日(土)17時より、松山市の国際ホテル松山南館にて、立命館大学愛媛県校友会平成23年度総会&懇親会が開催され約50名が参加した。
第一部は総会。冒頭、登壇した岡本正志会長(1969/S44法)は、「今年は総会の運営について新趣向を導入した。大変ユニークかつ活発な活動を展開している隣県香川県校友会の方式を取り入れたほか、名プロデューサーたる穴吹事務局長にもご来臨いただいた。目標人数は100名と置いていたがちょうど半分の50名。ただし新卒校友やご夫婦校友の参加に加え平成卒が4割を占めるなど、一定の成果も実感している。本日は皆で大いに懇親しましょう」と述べ、開会挨拶とした。
続いて、岡本会長を議長として石田二朗事務局長(1978/S53法)の事業・収支報告、役員改選、杉田晴記監事(1977/S52営)が監査報告を行った。報告終了後、岡本議長がコメントを述べつつも議決を飛ばしかけるなどハプニングがあったものの、これが絶好の潤滑油となって会の雰囲気が一気に和らいだ。
その後、一昨年以来2度目の愛媛参加となる國廣敏文立命館常務理事・産業社会学部教授、今回の愛媛総会が副会長業務の皮切りとなる福元寅典校友会本部副会長・鹿児島県校友会長が来賓祝辞を行った。國廣常務は「学園中期計画R2020」に加え持論である「生涯立命」を、福元副会長はこの間の校友会本部の活動や概況にあわせ鹿児島での取り組みや愛媛へのエールを、ともに個性が滲むユニークな挨拶をもって表現し会場を大いに沸かせた。第一部は大濱知之幹事(2003/H15法)が司会進行を担当。「先刻突然に指名があったので無事務まるかどうか」と謙遜しつつも、抜群の安定感をもって進行を行い、総会の雰囲気をきりりと引き締め無事閉会を宣言した。
第二部は、今回幹事に就任した濱野公福さん(2005/H17営)が司会進行を担当。乾杯の発声は、新卒者についで若い長谷将光さん(2010/H22法)、河野翔太さん(2007/H19経:同県松山支部事務局長)、そして濱野さんの3名が務めた。これは香川県校友会の事例を参考として取り入れられたものであるが、今回は懇親会の席次についても舞台前列を若手、中央列を来賓および幹部、最後列を中堅からシニアとする「香川方式」を採用。参加者は皆「なるほど」との顔で、相互の懇親を楽しむ。
懇親会序盤では、穴吹学香川県校友会事務局長・校友会本部常任幹事の挨拶、西条・新居浜・今治・宇和島など県内各地の支部代表による近況スピーチが行われたが、それぞれが新たな触媒となってさらに会場中で交流が進む。
中盤では、満を持して幹事・企画部長の滝口潤子さん(1981/S56文)が登場。学生時代は落語研究会、現在はハワイアンインストラクターで培われた流麗かつユーモア溢れるおしゃべりで、新卒校友3名、初参加校友4名、女性校友6名の紹介を行った。寺川茂樹(1989/H1文)みのり(1990/H2文)ご夫妻は今回が初参加。「お二人のなれそめは?」との問いに、ご主人は顔を赤らめる傍らで、みのりさんが混声合唱団メディックスでの出会いを披露するなど、滝口さんの巧みな話術もあって即席のインタビューコーナーは大いに盛り上がった。
会の終盤はお待ちかね『第2回りつめいオープン』。6つのテーブルより各2名が代表となり、1人3回ずつパターゴルフに挑戦、合計得点を競う。優勝テーブルには全員に人気「立命グッズ」が提供されるとあって、会場の雰囲気は一気にヒートアップする。事務局のさりげない気遣いか、ゴルフ愛好者が多い中堅・シニアテーブルのすぐそばにコースがセットされたこともあって、最初から立見ギャラリーが出るほどの盛況。女性にはレディースティーが設定されるなど細かい配慮が光るなか、各挑戦者もポーズを決めたり芝目を読んだり、大乗り気で応戦。
接線の結果、当日のビールの量を控えてまで集中力を高め続けたという丹洋一郎副会長兼幹事長・西条支部長(1970/S45産)が3回とも華麗にパットを沈め、所属テーブルに優勝をもたらし、会場が大喝采となるなか丹副会長本人にはMVP賞として、元愛媛県校友で現在は実家香川県琴平で活躍中の羽藤裕子さんより提供された「中野うどん学校謹製銘品讃岐うどん」が贈呈された。
会場の興奮冷めやらぬ中最後は、当日フランスから帰国しそのまま懇親会場に直行したという松本等幹事(1976/S51産)の演舞、岡本会長・福元本部副会長による代表歌唱、寺川夫妻のサポートにより、全員で応援歌「グレーター立命」を大合唱。「今年はひときわ楽しかったので名残惜しい」と述べる冨山義夫副会長・今治支部長(1960/S35法)の一本締めによる中締め挨拶で閉会となった。
なお、二次会は川口直行幹事(1989/H1経)の企画により、近隣のゴルフバーにて開催。30名近くの校友が引き続き参加し、先ほどのゲームで消化できなかったパワーを存分に発揮する校友や、グラス片手に話に花を咲かせるグループが見受けられた。
香川方式を取り入れつつも、随所に愛媛アレンジを加えた懇親会運営は、穴吹香川県事務局長をして「こんなアプローチがあったのか!大変勉強になった」と言わしめるほどの仕上がりであり、参加者からは「次回がとても楽しみ」との声が多数聞かれた。
今回校友会本部事務局からは、野村慶人校友・父母課員が参加した。
※校友の卒年表記について、愛媛県校友会の参加者名簿では西暦/和暦の順で表記されていますので、今回の記事についてもその順序を踏襲いたしました。