5月14日(土)14時より、大阪・堂島の(社)中央電気倶楽部において、立命館大学技術士会第2回総会が開催された。技術士会は、会員相互の親睦と技術レベルの向上、技術士国家資格受験の支援、後進の指導を活動目的として、2009年12月19日に発足した校友会で、現在の会員数は、正/準/特別/賛助会員あわせて124名。第1期(~2011年3月31日)を満了しての今回総会には、30名が参加した。
会の冒頭、物故者ならびに東日本大震災犠牲者に対し黙祷を捧げた後、糸田川廣志幹事長(S47理・土木)の司会進行により総会が開始された。挨拶に立った渡邉郁夫会長(S42理・土木)は、「東日本大震災による土木施設等の損壊は想像を絶するものがあったが、直後より様々な土木事業の領域において、ライフライン等の復旧に向けて、急ピッチでの取組みがなされている。今後、迎える局面においては、『阪神・淡路』を経験した我々近畿の技術士も、その知見をもって確かな提案・取組みをもって、復興に寄与しなければならない。後進への指導も含めて、社会的使命を全うしよう」と呼び掛けた。その後、校友会本部事務局より参加した野村慶人校友・父母課員の学園・校友会近況報告に引き続き、渡邉会長を議長として議事審議に入った。
第1期の事業報告では、技術士補登録推進に向け、本学の要請により現役学生に対する説明会を行ったことやホームページの立ち上げと定期的な情報更新の実施などが報告されたことにくわえ、技術士試験受験を目指す後輩校友のために、これまでに合計3回の講習会・模擬面接や論文の添削指導を実施し、その結果、見事2名が合格したことや、2011年度試験に向け、既に2回の受験ガイダンスを実施したことなどが報告されたほか、第2期の事業計画に向けた取り組み方針や予算案、役員人事案などについて、糸田川幹事長より順次報告がなされた。
熱心な議論のうえ審議・承認ののち、2010年度技術士試験に合格した校友2名が紹介され、当日出席した今井豊さん(H8理・土木)が、先輩校友への謝意を込めて挨拶を行い、引き続き役員紹介、幹事を退任し新たに相談役に就任する岸田氏に対し渡邉会長より委嘱状手交が行われ、大森秀高副会長(S50理・土木)の閉会挨拶をもって総会を終了した。
会場を移して行われた懇親会では、ビアグラス片手に会員相互が懇親を深め、今井氏が「模擬面接での先輩の指導は、今思えば本番よりも厳しかったが、そのおかげで無事合格することができた。自分の後輩達に対しても、今後積極的に受験を勧奨していきたい」と話すなど大いに盛り上がり、大同淳之相談役(S30理:本学名誉教授)の締めの言葉、糸田川幹事長の挨拶により、盛会裏に第2回総会を終了した。
技術士会の今後の活動等については、同会HPにおいて随時情報が公開される。→ http://alumni.ritsumei.jp/gijutsusikai/