12月3日(土)15時より、大阪市北区の梅田新道『レストランモリシタ』において、立命館大学技術士会第2回交流・懇親会が開催され総勢22名が参加した。同日は交流・懇親会開催に先立って13時より、翌週からはじまる技術士第二次試験の口答試験模擬講習会を4名の受験者に対して実施し、一部の受験者に対しては交流・懇親会の開催時刻までずれ込む形で、熱心な指導が繰り広げられた。
会は糸田川廣志幹事長(S47/1972理工)の進行のもと、まずは渡邉郁夫会長(S42/1967理工)が登壇。渡邉会長は、「先週(11/26)の講習会にも受験希望者複数名の参加があり、指導は大変であるものの役員一同このことを大変嬉しく思っている。これら後輩支援の活動で我々の間の関係はもちろんのこと、母校との結びつきが強くなることが大変嬉しい。これからもますます頑張りたい」と今後の活動展開への抱負をこめて挨拶とした。
校友会本部より参加した野村慶人校友・父母課員からの来賓挨拶に続いてはミニ発表会が行われた。これはアルコールが入る交流・懇親会の場であっても、技術士に期待される社会的使命を最重要視しようとの糸田川幹事長の強い意思で設けられたコーナーであり、1例目は、大森秀高副会長(S50/1975理工)が自らも編集に携わっている(社)日本建設業連合会関西支部の機関誌『しびる』について(「特集「西日本大震災への備えを考えるのは、今しかない!」「歴史街道を行く 特集:北国街道のルーツを訪ねる」等」を紹介。2例目は、糸田川幹事長が自身の長男の家族(義母と義祖母)が石巻にて津波の犠牲になったことと、支援のため現地に赴くなかで痛感した震災復旧・復興への思いや技術士の使命について、具体的な提言をもとにスピーチを行った。
その後、同会奥村一相談役(S24/1949理工)の乾杯発声で懇親会をスタート。参加者はそれぞれに杯を重ねつつも、自らの担当領域における各種災害への取り組み、現代考えられる減災の具体的なあり方等について、時間一杯まで熱烈な意見交換等が交わされた。
最後、当日の参加者一同より25,000円の義援金が寄せられ、全額、立命館大学校友会が募集する「東日本大震災震災復興義援金」に供託され、大同敦之顧問(S30/1955理工:立命館大学名誉教授)の中締め挨拶にてお開きとなった。
同日の模様は技術士会HPでも報告されています。
http://alumni.ritsumei.jp/gijutsusikai/?p=572&cat=3