11月15日(土)16時30分から、大分センチュリーホテルにて「平成26年度大分県校友会総会」が開催された。当日は、平成卒業25名、女性13名、APU校友8名を含む計85名の参加があった。また、来賓として立命館大学・校友会本部の他に、立命館大学アジア太平洋大学(APU)、学校法人東明館学園、北九州校友会、香川県校友会、宮崎県校友会、同志社校友会大分県支部からも参加があり、開催前から会場は華やかなムードに包まれていた。
加えて、受付においては未来人財育成基金の受付ボックスやのぼりが設置され、参加者が後輩・母校のために支援する姿が数多くあった。
第1部の総会は佐藤昌彦幹事長('77経済)による司会で幕を開け、校歌斉唱の後、例年議長を務める藤田良光顧問('58理工)が今年も議長となることが拍手をもって承認された。
岩本澄樹会長代行・事務局長('76産社)が最初に挨拶を行い、大分県に留まらず九州各県や香川県校友会との地域を超えた活発な交流やその成果、また天空祭等でのAPUやAPU校友会との活動等が紹介されつつ、「相互の交流をもっと深めつつ、総会参加100名超えを目指したい」との力強いメッセージが送られた。
続いて議事に移り、平成25年度事業ならびに会計報告、会計監査報告、平成26年度事業計画ならびに予算が全て拍手で承認された。来賓挨拶では、立命館大学の國廣敏文常務理事、校友会本部の福元寅典副会長、APUの是永駿学長が登壇、「スーパーグローバル大学(SGU)創成支援」事業への採択や未来人財育成基金など、各大学や校友会の近況や取り組みが紹介された。
第2部の記念講演会は、立命館大学スポーツ健康科学部の田畑泉学部長により、「身体活動 運動とスポーツと健康」という演題で講演が行なわれた。スポーツ健康科学部が目指す「アスリートだけでなく日本全体を健康にしよう!」というコンセプトが最初に紹介され、学生に伝えているメッセージや教学内容にも触れつつ、身体活動や運動と健康の関連性がデータを用いて具体的に伝えられた。
その上で、日常における身体活動・運動の重要性や、毎日少しずつでも行なうことで得ることのできる効果が述べられた。また、海外での人気も高く、NHKでも紹介された短時間で体を鍛える「TABATAプロトコル」の紹介や、参加者全員参加での椅子を使った手軽な運動方法等、実践も交えた内容となった。
第3部の懇親会は、岩本事務局長が司会を務める中、同志社校友会大分県支部の三重野祚和支部長、校友・父母課の舩尾優一課員、立命館アジア太平洋大学の村上健事務局長から来賓祝辞が述べられた後、中野秀勝顧問('58法)による乾杯で開宴となった。開宴後間もなく、大分県校友会が相撲部をサポートしていることから特別参加していた世界選手権優勝経験もある山中未久さん(スポーツ健康科学部3回生)が、江熊一之副会長('69文)から紹介されると共に挨拶に立ち、「立命館の学生であることを誇りに、4回生となる来年、集大成として頑張りたい」と意気込みを語った。
さらに、プロ三味線奏者でAPU校友の鈴木利枝さん('09APU卒)もマイクを握り、今年神戸で行なわれた全国大会で見事優勝を果たしたこと等が報告され、様々な分野で活躍する「立命館」関係者に参加校友からは激励の拍手が送られていた。
しばしの歓談の後、毎年恒例の大人気企画である第4回「立命館」物知り王チャレンジマッチが開催された。この企画は「立命館」に関して出題される3択クイズを参加者全員が個人戦で当てていくクイズであり、毎年選りすぐりの難問・良問・奇問が用意されている。3つに色分けされた選択肢のうち、正解だと思う色のカードを掲げるため、簡単な内容であれば同じ色のカードで会場が埋め尽くされるはずが、第1問から3つの色が入り乱れる混戦となり、設問ごとに会場からは歓声と拍手が巻き起こっていた。
また、全員分が用意された豊富な景品の数々に参加者は目を輝かせていた。珠玉の内容にクイズ途中で全問正解者がいなくなるおなじみの展開となったため、終盤は紹介形式でクイズが披露されたが、大学関係者も頭を抱える内容に会場からは驚きの声があがっていた。
クイズ終了後の興奮冷めやらぬ会場で、参加校友同士の交流がよりスムーズに進む中、当日10人を超える参加のあった「女性校友」と、初参加を中心とした「若手男性校友」の自己紹介コーナーが壇上にて展開されると共に、「景品争奪戦じゃんけん大会」が開催され、勝利と共に景品を手にした校友は笑顔を見せていた。
瞬く間に楽しい時間は過ぎ、会も終盤に差し掛かった頃、司会者の合図により参加者全員で肩を組み、大きな輪になって応援歌を斉唱。その後、石川征仁副会長('67法)等によるリードで、「フレーフレー立命」から始まり、総会参加者に対するエールが続き、会場の盛り上がりが最高潮に達する中、満場の拍手をもって会は中締めとなった。なお、その後の2次会においても、校友相互の懇親は続き、時間も忘れて「立命館」同士のつながりを実感する「場」が展開された。