2014年10月4日(土)13時より、千葉県船橋市の船橋グランドホテルにおいて、「第29回R千葉県校友大会・総会」が開催され、来賓・校友合わせて約120名が参加した。
第1部総会は、鈴木飛鳥幹事('99法)が司会・進行を務めた。はじめに新校友である北川宗一郎氏('14経営)による開会宣言が元気よく行われ、メンネルコールOBの校歌斉唱と続いた。次に、原宏亮会長('65法)より、「今日は、120名を超える校友にお集まりいただいた。母校は、質・量ともに発展し、現代のニーズにマッチした教育制度を他大学に先駆けて取り組んでいる。少子化は、今後益々厳しさを増すが、我々校友としても母校の発展に役立つこととして、未来人財育成基金にご支援いただくことをお願いしたい。」との挨拶があった。続いて松村勝弘校友会副会長('72院経営)が「人の幸福を物という尺度ではなく、人と人との関係で考えていく時代になっている。校友会も新たな発想で若い人を育てていきたい。未来人財育成基金にも是非ご協力をお願いしたい」と挨拶された。
続く、議事は、原会長が議長となり、平成26年度活動報告、平成27年度活動計画(案)、平成26年度会計報告、平成27年度予算(案)、平成26年度監査報告が行われ、承認された。その後、原会長より役員改選について提案が行われ、新会長に山口富彌副会長('65法)が選任された。
山口新会長より、「微力であるが、前会長の後をついでがんばりたい。今や母校立命館は関西にある大学から関東でも多くの校友が活躍する大学に躍進している。校友が社会でがんばることが母校の発展にも繫がっていく。千葉県校友会もそれぞれの校友会で様々な取組みをしているので、是非足を運んで参加してほしい。」と挨拶された。続いて、松村校友会副会長より原前会長へ感謝状と記念品の贈呈が行われた。
第2部講演会は、川口清史立命館総長・立命館大学長により「世界に活躍する人材を育成する-立命館のグローバル戦略-」と題して講演が行われた。
川口総長は、以下の諸点を中心に講演をされた。
(1) "Creating a Future Beyond Borders=自分を超える、未来をつくる"
立命館は、2020年を目途とする学園ビジョンR2020の基本目標の実現に向けた様々な取組みを展開している。
(2) キャンパス創造について:2015年に大阪いばらきキャンパスが開設。2016年に総合心理学部を設置。衣笠キャンパスでは、2016年秋に向けて新図書館の建設が始まり、これまでとは違う育ちあい、学びあう、新しい図書館のコンセプトができている。BKCでは、スポーツコモンズの計画が進み、学生がどう学び、成長するかを中心に検討している。
(3) R2020後半期の最大の課題は、グローバル人材の育成である。グローバル化は大企業だけの話ではなく、日本の全ての分野が世界の人々と一緒になってやっていくことが求められている。これまで立命館学園が取り組んできた理工系グローバル人材育成プログラムやキャンパスアジアプログラムなどグローバル人材育成に関する様々な取組みをもとに、附属校も含めて更なる展開を図っていく。
前週に立命館大学と立命館アジア太平洋大学がともに「スーパーグローバル大学」として選定された直後の川口総長の講演に参加者一同、現在の大学の状況を知るだけでなく、校友としての誇りを感じるひと時となった。
休憩を挟んだ、第3部の懇親会は、寶閣義徳幹事('96産業社会)の司会・進行で開始された。冒頭、三味線プレーヤーの史佳氏('97理工)による力強さのなかにも繊細な響きをもつ演奏があり、また、途中では、パーカッションの松井リカさんも加わり会場は大いに盛り上がった。
演奏終了後、松村校友会副会長の乾杯の発声で歓談が始まった。しばらく歓談が続いたあと、メディックスOBの皆さんによる合唱や総会に初参加された9名の校友の皆さんの紹介、ブロック(千葉、東葛、葛南、房総)毎の写真撮影、メンネルコールOBの皆さんによる合唱と続き、会場内は世代を超えての交流が深まっていった。
最後に、木山秀一茨城県校友会幹事長('81法)の口上と阿部敬史幹事('85経済)の演舞により、応援歌とエールが会場いっぱいに響きわたり、会場の盛り上がりは最高潮となった。
名残の尽きない懇親会であったが、山口新会長の挨拶で、中締めとなり、今後の母校立命館の発展を願い、再会を誓いつつお開きとなった。
事務局からは、東京オフィスの佐藤智之課長と社会連携部の田中康雄担当部長が参加した。