2018年12月15日(土)と19日(水)の2日間にわたり、立命館宇治高校において、立命館大学の若手校友および大学生が講師となり、高校2年生を対象としたキャリア企画「授業+R2018」が実施された。
立命館宇治高校では、内部進学率が高く、生徒の多くは大学受験を経験しないため、一般受験生に比べると、大学進学や学部選択を主体的に行う意識が低いという課題を抱えている。「何となく進学」という生徒を一人でも減らそうと、宇治高校キャリア教育部の教員、有志の若手校友、校友会事務局が協力し、2009年度から「授業+R」がスタート。今年で10回目を迎えており、大学進学を控える高校2年生約300名に対して、若手校友と大学生が、自身の学生時代や社会人としての経験を元に授業を行っている。今年は、一人でも多くの高校生が目標を持って大学進学できるようにと、大学生スタッフが中心となって企画内容を考案し、校友スタッフとともに運営を行った。
1日目の15日(土)は、多方面で活躍する若手校友の社会人28名が講師となり、3人1組で各クラスの授業を実施。生徒は社会人講師のプロフィールを元に、授業を受けたい講師のいるクラスを選択。授業では、社会人講師が、大学での経験、今の仕事の内容、また仕事と大学時代の経験がどのようにつながっているかを生徒に向けて語りかけ、大学進学後の将来やキャリアを具体的にイメージしてもらう機会となった。授業の後半では、講師への質疑応答の時間が設けられ、多くの生徒から質問が寄せられた。
2日目の19日(水)は、大学生15名が、「将来のキャリアにつなげる勉学」、「インターン」、「体育会・大学スポーツ」、「理系」、「サークル・団体」、「起業」、「留学」の各テーマに分かれ、授業を実施。生徒は授業を受けたい2テーマを選択。テーマごとに、大学生自身の大学生活の経験を語ることを通じて、自分が描いた将来に向かってどのような大学生活を送るべきかを生徒が考える機会となった。授業後には、学部選択や将来に悩む生徒が講師に個別に話ができるよう個別相談会の時間も設けられた。
若手校友と大学生の授業を通じて、生徒たちは学部選択や大学進学、またその先の大学生活、将来の働き方について、具体的に考える貴重な機会となった。
「社会人講師一覧」
東晃佑 理工学研究科 2010年卒
安達慎人 テクノロジーマネジメント研究科 2015年卒
石郷岡慧 理工学研究科 2010年卒
伊藤大樹 経営学部 2011年卒
伊藤尚輝 生命科学部 2018年卒
井上薫 国際関係学部 2014年卒
大松隼也 政策科学部 2015年卒
岡野綾香 経営学部 2014年卒
川鍋圭 法学部 2012年卒
岸慧 国際関係学部 2015年卒
北村翔 国際関係学部 2011年卒
楠太吾 理工学研究科 2012年卒
久祢田紀久 文学部 2017年卒
洪千奈津 産業社会学部 2014年卒
國府田真 アジア太平洋学部(APU) 2015年卒
五嶋翔一 情報理工学部 2010年卒
後藤由貴 経営学部 2011年卒
小峰静奈 産業社会学部 2010年卒
新川琢也 情報理工学部 2011年卒
竹村映亮 国際関係学部 2015年卒
深澤秀美 経営学部 2013年卒
堀口友恵 産業社会学部 2009年卒
前田有佳里 経営学部 2012年卒
村木勇介 経営学部 2015年卒
森本勝也 理工学部 2013年卒
山口拡 文学部 2018年卒
山﨑透 生命科学研究科 2018年卒
山中健太郎 産業社会学部 2017年卒
「学生講師一覧」
青木瞬 国際関係学部 2018年9月卒
阿部聡 国際関係学部 4回生
アルッガマゲ未美利 法学部 2018年9月卒
岡田健太 経営学部 4回生
川田泰歩 理工学部 3回生
北尾峻一 経営学部 3回生
切田澄礼 生命科学部 3回生
東島由佳 国際関係学部 3回生
西村環希 国際関係学部 3回生
根上一茂 文学部 3回生
秦ひとみ 法学部究科 修士1回生
林理紗 スポーツ健康科学部 3回生
藤原光 法学部 4回生
堀部咲穂 国際関係学部 4回生
溝谷美音 法学部 2回生
「企画スタッフ」
稲葉芳成 立命館宇治高等学校 教諭
伊藤瑛司 経営学部 2018年9月卒
内田修次 スポーツ健康科学部 3回生
高木福人 法学部 4回生
中川誉也 国際関係学部 4回生
森田和総 国際関係研究科 1回生
赤壁彩子 文学部 2016年卒
井上薫 国際関係学部 2014年卒
岡野綾香 経営学部 2014年卒
黒澤健 経営学部 2011年卒
五嶋翔一 情報理工学部 2010年卒
深澤秀美 経営学部 2013年卒
湯淺瑞季 生命科学部 2017年卒
古澤秀晃 立命館大学校友会事務局(校友・父母課)
塩田楓 立命館大学校友会事務局(校友・父母課)