2009年10月12日(祝)、全国から神々が集まるため「神在月」と呼ぶ島根県出雲の地において、「第21回出雲全日本選抜駅伝競走大会」が開催された。多少の風はあるものの秋晴れに恵まれた絶好のスポーツ日和の中、多くの校友、父母が応援に駆けつけた。
スタートの一時間前から、各大学が出雲大社正面鳥居前で応援合戦を繰り広げた。わが立命館は、京都から駆けつけた応援団の学生29名に加え、多くの校友、父母が参加し出雲商工会議所前に陣取った。結団式では板根勝校友会長(S37理工)が「選手が全力を出し切れるよう、一生懸命応援しましょう」と力強くあいさつ。応援歌メドレーがはじまると車道にまで人が溢れるほどの盛況を見せ、応援団、校友、父母はもちろん、観光客までもが「R」の手旗で声援を送った。
レースは第1区で13位と出遅れたものの、第5区走者の寺本英司(経済・3年)が粘り8位に浮上、最終ランナーである第6区の西野智也(経済・4年)が一気に集団から抜け出し、全日本大会での最高位である6位入賞を果たした。優勝は粘る山梨学院大学をエース、ダニエルが最終区で突き放した日本大学であった。
レース後は「島根ワイナリー」に移動。全21大学の選手、チーム関係者、応援団が一同に会し、それぞれの健闘を称えあった。立命館大学からは約60名が参加。各応援団によるステージパフォーマンスなどが行われ後、立命館の選手と校友がともに壇上にのぼり、肩を組んで「グレーター立命」を熱唱した。
参加した校友からは監督・コーチへのねぎらいと選手を称える声が聞こえ、水瀬安春監督は「校友や父母の方々の声援が選手に力を与えてくれた」と感謝の意を表した。
京都から駆けつけた応援団長の田辺亜紀人君(産社・4年)は、「夜行バスで来た僕たちを朝の6時から校友の皆さんがお世話をしてくれた。またレース中も校友の皆さんと一体になって応援することができました。本当に楽しく過ごせました」と、激戦が繰り広げられた出雲での一日を振り返った。