2025年11月29日(土)、茨城県水戸市の水戸三の丸ホテルにおいて、第30回立命館大学茨城県校友会総会・講演会・懇親会が開催された。参加者は来賓11名含めて計24名だった。
第1部の総会は木山秀一幹事長(’81年法)が司会進行を務め、冒頭、小田部卓会長(’80年産社)が、ご参加いただいた来賓と参加者へ深く感謝の言葉を述べられた。そして会長就任から今年で4年目となるが、コロナ禍で生活習慣も変わりその影響がいまだ続き本日の参加者も少ない。茨城県校友会の活性化に向けては、コロナ禍前と同じ考え方ではおそらく厳しく、体制整備も含めて立て直しが急務。今後も校友間の交流を密にはかり色々なお知恵を頂戴できれば、とご挨拶をされた。
来賓が紹介された後、大学を代表して学校法人立命館のサトウタツヤ副総長が壇上に立ち、立命館創始155年・学園創立125周年記念式典の模様、R2030に向けた教育・研究の到達点やスポーツ・文芸分野での学生・卒業生の活躍、来年度衣笠キャンパスに新設されるデザイン・アート学部等各キャンパスの近況を詳しく報告された。
立命館大学校友会からは林 幸雄副会長が登壇され、大盛況だった10月18日(土)の「オール立命館校友の集い2025」の模様をご紹介。オーケストラの演奏をバックにした次期池坊家元のパフォーマンスは圧巻であったと述べられた。また校友会未来人財育成基金の実績をご報告され、10年経過して寄付金は延べ3.7億円に達し学生達の活動を広くサポートしている、と取り組みに対する御礼とさらなるご支援とご協力を呼びかけられた。
続いて埼玉県校友会の鈴木昌治会長がご挨拶に立ち、YouTubeで立命館大学は授業料が高いお洒落で就職の良い大学として紹介されており隔世の感はあるものの、大学の発展は心から嬉しい。茨城県とは結構なご縁があることにも気づいたと30回目の祝辞を述べられた。総会では小田部会長を議長に木山幹事長が報告をおこない活動・会計報告、会計監査報告とともに拍手をもって承認され、祝電披露をもって第1部は終了した。
第2部では、サトウタツヤ副総長がわかりやすい画像を駆使され立命館大学の近況をご報告、そして総合心理学部教授のお立場から「今から役立つ心理学」と題する講演をおこなった。人生最初の記憶は?との問いを参加者に投げかけられたり、結晶性知能と流動性知能との違いやデータ等を小さな意味あるまとまりに分類したものを指すチャンク、マズローの5段階欲求、心理的安全、犯罪心理学等、現代にフィットする興味深いテーマやキーワードを、わかりやすい事例やエピソードも盛り込みながらご説明され、参加者は熱心に耳を傾け、これが心理学か、と最後まで感嘆の声を上げてメモをとられていた。
その後、忙しい中を縫って急きょ会場に駆けつけたプロバスケットボールチーム・茨城ロボッツ社の社長で茨城県校友会の川﨑篤之副幹事長('01法)から茨城ロボッツの近況についてご紹介いただき、全員での写真撮影の後、休憩をはさみ懇親会場へと移動した。
第3部の懇親会も引き続き木山幹事長が司会進行をおこない、木村幸夫前会長('62理工)の高らかな乾杯発声により開宴となった。参加者は水戸三の丸ホテルの美味しい料理を堪能しながら会話も弾み、笑顔と笑い声に包まれる中、木山幹事長から指名された方々が順次マイクを握り、ユーモアを交えた学生時代の思い出や近況を語り空手の演武を披露されたり会場は一気に盛り上がった。
和やかな交流・懇親が進められ宴もたけなわとなった頃、千葉県校友会の阿部敬史副会長リードによる応援歌を参加者全員が熱唱し、最後は寺田弘二副会長('91経済)から閉会挨拶があり、お開きとなった。
なお立命館大学校友会事務局からは布施亮介参与が出席した。

























