2025年11月22日(土)13時30分より、千葉県松戸市の聖徳大学10号館にて、「令和7年度 R立命館 千葉県校友会・創立40周年記念総会」が開催された。今回は、千葉県内各地からの参加者および来賓を含め、計97名の校友が出席した。
総会は、ロマン・サフチン氏(’23情理)と高瀬怜央氏(’25経営)による開会宣言で幕を開けた。冒頭、参加者全員で校歌を斉唱したのち、これまで校友会を支えてこられた物故者の方々へ黙祷を捧げた。
続いて、森下功会長(’76経済)が登壇し、本年度が創立40周年の節目にあたること、そして記念誌とDVDを発行したことを報告。40周年を迎えられたことへの喜びを述べるとともに、身近にいる校友へも声をかけ、千葉県校友会への参加を広げてほしいと呼びかけた。
来賓紹介の後、来賓を代表して立命館大学の野口義文副学長より挨拶があった。体育会硬式野球部が明治神宮野球大会で準優勝したことの報告に加え、2026年4月に開設予定のデザイン・アート学部を紹介。また、宇宙をテーマとする大学院構想についても、学内で議論が始まっていることが伝えられた。
大学校友会を代表し、茨木紀夫副会長が登壇。10月18日の式典当日に開催された「2019年度リユニオン卒業式」および「オール立命館校友の集い2025」について報告し、未来人財育成基金への物心両面による協力について、謝意が述べられた。また、総会に先立ち開催された関東甲信越ブロック会議にも触れ、校友会同士の横のつながりをより深め、合同企画等の活動を推進していきたいと語った。
総会議事は森下会長が議長となり進行。大塚力幹事長(’81法)より事業報告と次年度計画が説明され、辻和子財務委員長(’76経営)から会計報告が行われ、いずれも拍手をもって承認された。続いて、大塚幹事長より校友会役員体制について報告があった。
次に、千葉県校友会創立40周年記念誌の発行について、徳岡文明東葛ブロック長(’78理工)より説明が行われた。併せて作成されたDVDの視聴方法についても丁寧に案内がなされた。また今回の40周年を記念し、門川大作立命館大学校友会会長から寄せられたビデオメッセージが上映された。
続いて、豊川舜功氏(’84経済)の司会のもと、未来人財育成基金奨学金を受給する学生団体「大学⇔地域連携防災力向上委員会」による活動発表が行われた。岡田雅哉氏(理工学研究科2回生)・浦﨑剛氏(同2回生)が登壇し、子ども世代への防災教育が地域防災力向上につながること、小中学生向けの防災教育プログラムを企画し能動的な学びを促している事例などを紹介。発表後には会場から温かい拍手が送られた。
第二部「講演会」では、大塚幹事長が司会を務め、立命館大学情報理工学部・西浦敬信教授による「ピンスポットオーディオ~音のスポットライト的な再生を目指して~」と題した講演が行われた。講演では、自治体への苦情件数で騒音問題が最も多い現状に触れつつ、音の拡散を制御できれば音利用の幅が大きく広がると説明。びわこ・くさつキャンパスの体育館で、既に実装されている超音波スピーカーを紹介した。自身が研究するピンスポットオーディオ技術を社会実装し、未来の街づくりに貢献したいと語られ、参加者からも多くの質問が寄せられた。
第三部「懇親会」では、山口富彌相談役(’65法)の乾杯の発声で開宴。豊川氏の司会のもと、オープニングアクトとしてメディックスOBOG合唱団による合唱が披露され、参加者はその歌声に聴き入った。来賓挨拶の後、初参加者が登壇し、千葉県校友会として温かく迎え入れられ、新たなつながりを祝した。
また、校友によって詠まれた川柳の発表が行われ、参加者による投票で選ばれた作品が紹介され、会場は大いに盛り上がった。
最後に、阿部敬史副会長('85経済)と木山秀一茨城県校友会幹事長('81法)のリードにより応援歌を全員で斉唱し、薮内敏孝副会長(’75経済)の一本締めをもって閉会した。
校友会事務局からは、田中翔大課長補佐が出席した。

























