11月15日(土)、「立命館大学宇部小野田校友会総会・懇親会」が山口県宇部市の国際ホテル宇部において開催された。山口地区校友会からの来賓も含めて25名の校友および学園関係者が出席した。
総会は、森島正信事務局長('83文)が司会進行を務め、まずは全員で校歌と応援歌を斉唱した後、物故者への黙祷を捧げた。続いて江本郁夫会長('79理工)が壇上に立ち、ご多忙の中で参加された校友と来賓に対しての謝辞、そして今回は若い校友や女性校友が参加しやすいように開催時間をお昼の時間帯に変えてみたと創意工夫の一端をご紹介された。先日開催された中四国ブロック会議にも言及され、まだ課題はあるもののブロック会議の展開により全国の校友の輪が広がりつつあると評価され、宇部小野田校友会も今後より一層の活性化をはかりたいとご挨拶された。
来賓紹介の後、大学を代表して学校法人立命館総合企画部の太田 猛部長が祝辞とともに、未来人財育成基金における宇部小野田校友会の貢献度の高さに感謝と敬意を表する旨を述べられた。大学の近況では、10/18に開催された立命館創始155年・学園創立125周年記念式典の模様や学園をあげて取り組んだ大阪・関西万博の話題、またR2030に向けた教育・研究の到達点やスポーツや文芸分野での学生・卒業生の活躍、各キャンパスの近況等を詳しくご報告された。
各方面からの祝電が紹介されて総会議事に入り、議長は江本会長が務め詳細説明を森島事務局長が担われた。2024年度事業報告ならびに会計報告および監査報告、2026年度事業(案)および予算(案)について、仁井多加志監事('80経済)による監査報告も含め拍手を持って承認され、新年度役員体制についても全員で確認をされた。続いて森島事務局長から宇部小野田校友会が2013年から推進している未来人財育成基金(261万5千円)の実績や現状、全国52校友会の中での一人あたりの寄付額の多さ等についてもご説明があり、さらなるご協力とご支援を呼びかけられた。
その基金のおかげで精力的に活動をおこなっている立命館大学農業・園芸サークル「きぬがさ農園Kreis」の産業社会学部3回生の学生(篠原茉凛さん、梅垣ほのかさん)が画像を駆使しながら成果報告をおこなった。同団体は2020年3月に衣笠キャンパスで創設され、現在約85名が所属。落ち葉をゴミとして捨てるのはもったいないという意識から、落ち葉を腐葉土にするという問題解決型取り組みを推し進め、今年度は「世界各国の花で人々を笑顔に!!」をテーマに、また地域食堂で地産地消の輪でつながるワークショップで地域との繋がりを強化するといった時宜にかなった魅力あふれる活動を紹介し、会場の参加者はメモをとり感嘆の声をあげていた。終了後の時間がない中でも挙手する校友も後を絶たず、学生2名に温かい大きな拍手が送られた。
その後全員で写真撮影をおこなった後、懇親会場へと移動した。懇親会ではまず来賓挨拶として校友会代表の立命館大学校友会の初村雅敬常任幹事がマイクを握られ、未来人財育成基金に向けた宇部小野田校友会の持続的かつ積極的な対応や取り組みに重ねて感謝の気持ちを述べられた。次いで立たれたのは、山口地区校友会の清弘和毅顧問('68年経済)。宇部小野田校友会が発展されてきたこれまでの背景や経緯、未来人財育成基金への特筆できる活動、そして中四国ブロック会議の意義や展望に関して多面的なお話をされた後、清弘顧問の高らかな乾杯発声により開宴となった。
明るい陽光が差し込む会場は心地好く、参加者はホテルの美味な料理を楽しみながら会話も弾み、暫くして始まった清弘顧問によるハーモニカ演奏が一気に会場の温もりを増した。76歳から始めてまだ数年も経たないので気恥ずかしい、と仰いながらも複数のハーモニカを上下左右に吹き吸い分けられるその高度な技術に会場の参加者は感嘆しきりで、穏やかでホッと安堵できる音色に酔いしれて大きな歓声と拍手に包まれた。
懇親会半ばにはアトラクション企画として豪華景品をめざすオークション、立命館クイズも始まり、森島事務局長の巧みな進行もあり笑顔と笑い声で熱気は溢れた。和やかな交流・懇親が進められ宴もたけなわとなった頃、立命館大学校友会事務局の布施亮介参与がこれから正念場を迎える大学スポーツの明るい話題に触れた後、全員が呼吸を合わせて万歳三唱を発声しお開きをとなった。
なお立命館大学校友会事務局からは布施亮介参与が出席した。


























