2024年9月14日(土)、ホテルグランヴィア大阪において、大阪校友会「校友の集い2024」が開催され、来賓を含めて135名の参加があった。
第一部の総会は、司会を中田真理子副会長('05院経営管理)が担い、先ずは応援団のリードによって校歌を全員で斉唱した。その後、太田明弘新会長(‘76経済)が開会挨拶を述べられた。太田会長は今年の4月に佐藤友美子前会長(‘75文)の後任として会長就任され、新会長として母校が「生き残り」ではなく「さらなる発展」を目指しており、研究分野で評価されていることに賛辞を送りつつ、大阪校友会が今後さらに発展していけるよう力強く語られた。
来賓祝辞として、大学代表として学校法人立命館森島朋三理事長からは、大学の近況として、国家総合職や司法試験などの難関分野の到達点や研究における評価を紹介された。大学間競争は海外に目を向けていくことが肝要として、立命館が2030年には世界に冠たる大学になっていることを目指し、今後の衣笠・BKC・OICの新展開など今後の学園の展望、その実現のためにも関西・大阪の校友皆様の支えていただきたい、と力強く語られた。
校友会代表として福元寅典副会長(‘72経済)からは、校友会活動もコロナ禍を経て大きく変わってきていること、中でも大阪校友会はいち早く総会のオンライン開催に踏み切るなど先進的な取り組みをされていることに賛辞を送られた。今後も太田会長のもと、総会だけでない様々な活動を展開することで大阪ならではの校友会活動を展開してもらいたいとエールを送られた。
続いて、この4月まで会長を務められた佐藤友美子前会長の功績を称え、本部校友会から福元寅典副会長から感謝状と記念品が贈呈された。佐藤前会長は退任に際し、コロナが一段落し、大変厳しい時期でもあったが、改めて対面で会すること、校友会の意義を考える機会ともなった。今後も世代や職域を超えて絆を深め、つながり続けていけるものにしたい、と述べられた。
その後、2023年度の活動報告及び収支決算報告、会則の一部変更及び新役員案について阿部幹信治幹事長(’94産社)から提案され、いずれも満場一致で承認された。
最後に、校友会未来人財育成基金の報告がされ、総会は終了となった。
第二部の特別企画は、テーマを「LGBTQを考える」に、ゲストに今西千尋氏(’88経営)、学生団体「立命館大学LGBTQ+活動団体rall.」の現役学生3名を迎え、トークセッションが行われた。今西氏がABCテレビからの取材を受け制作された「パパがある日女性に!」の映像を中心に、トランスジェンダーに関わる大変難しいテーマにも司会の西川大貴幹事(’16法)が聞き手にとってわかりやすい進行でトークが展開され、LGBTQ=多様性を理解するということ、自分らしく生きることの大切さについて、現状と課題を引き出し本質に迫る内容となった。映像ご本人による語りに、参加者は皆真剣に聞き入り、当時から社会としての受け止めは変化してきているが、改めて身近なこととして考える機会となった。
第三部の懇親会は、会場を移し、佐藤友美子顧問(前会長)の乾杯のご発声によりスタート。
懇親会は立食形式で自由に会場をまわりながら、久しぶりの再会、また初参加や若手の参加も多く、新たな交流が生まれる闊達な雰囲気で包まれた。
会場にはトークセッションに出演した「立命館大学LGBTQ+活動団体rall.」や校友会未来人財育成奨励金受給団体の「Potential(ポテンシャル)」、「Beer the 30th」も特別ブースにて活動紹介を行った。学生たちならでは目線での社会課題に向き合う活動に校友からも励ましの声が溢れた。
立命館応援団による「Fight on Stage」で盛り上がりは最高潮を迎え、最後に平井伸明新副会長(’95産社)から中締めの挨拶があり、お開きとなった。