9月6日(土)、熊本市内の鶴屋百貨店カーネーションサロンにて「オール立命館 熊本県校友の集い 2025」が開催され、来賓を含め約60名が出席した。17時からの総会に先んじて門川大作立命館大学校友会会長の特別講演会が、くまもと県民交流館パレアでおこなわれた。「熊本と京都、立命館大学と共に 未来を展望し、日本を元気に!世界の平和に貢献!」と題する講演会では、京都市長時代の様々なお話しをはじめ文化と観光の大切さ等多岐にわたった。
【概況】
会長交代のセレモニーや役員改選による新体制スタートということもあり、終始大きな盛り上がりとなった。以前より熊本県校友会は若手・女性の活躍ぶりが目立っていたが、今回も総会から公式二次会・三次会まで随所にわたり女性校友が前面で引っ張っておられ、熊本県校友会は安定的な人材面での後継育成と若手・女性の参画が目立つ。
総会は古閑友梨事務局次長(’06 経済)が司会進行され、物故者への黙祷、校歌斉唱の後、飯田俊之会長(’82 産社)が壇上に立ち、まずは来賓者への謝辞、そして災害等を乗り越えて一年ぶりの再会を祝し本日は存分に楽しんでいただきたいと述べられた。また主な行事として6月には60歳以上を対象にした「広小路、そして衣笠を語る会」やUターン就職活動支援の取り組み等を紹介され、多くの成果を踏まえた事業を継続することでより一層の活性化をはかりたいとご挨拶された。
来賓挨拶では、立命館大学の三宅雅人副学長が登壇され、熊本大学客員教授として頻繁に訪れていることや熊本大学の副学長にもご就任される等の熊本県とのご縁を述べられた後、スポーツや文芸分野での学生・卒業生の活躍、各キャンパスの近況等を詳しくご報告された。難関資格取得試験でのめざましい合格者状況、BKCでのESEC宇宙地球探査研究センター、衣笠キャンパスに2026年4月に開設予定のデザイン・アート学部等の最新の話題もご紹介。そして10/18の記念式典を前に改めて立命館創始155年・学園創立125周年という大きな節目について強調された。
続いて、門川大作立命館大学校友会会長が校友会を代表してご挨拶され、前段の講演会で触れられた京都と熊本との接点や文化と観光の重要度の高さを語られた。来賓紹介が行われた後、各方面からの祝電が紹介されて総会議事に入り、2024年度事業報告並びに決算報告(案)と2025年度事業計画並びに予算(案)は拍手を持って承認された。そして審議事項3では新たな役員改選(案)が諮られた。新体制として会長に上田耕太郎事務局長(2005年産社)が昇任され、副会長は寺本太郎氏('99年法)、加えて小金丸健氏('88年法)が新しく担われる。事務局長には古閑友梨氏、後任の事務局次長は藤井大慈氏(2007年法)が共に昇任。半数以上が2000年度以降の卒業という若手登用のフレッシュな執行体制となり、上田新会長は若返ったが多くの先輩方のご指導ご鞭撻を頂戴しながら学生や地域との接点をより大切にして、熊本県校友会の一層の発展に向けて注力して参りますと力強くご挨拶をされた。なお今回もQRコードを読み取るためのA4一枚がテーブルに置かれ、参加者がそれを手にして読み取れば、総会次第から出席者名簿、事業報告、二次会のご案内等まで、瞬時に見て確認できる。希望者には紙資料もお渡しする等の細かな配慮も万全。2年前にスタートしたQRコードでの資料入手、他府県校友会から高い関心を集めている。
その後、長年にわたり熊本県校友会の要職を務められ牽引されてきた飯田前会長に門川校友会長から感謝状と記念品が手渡された。飯田前会長はご挨拶の中で、これまで多くの皆様方に支えられたと深謝のお気持ちを述べられた後、結びとして、いつも愛情一杯で支えてこられた本日ご出席の奥様に厚い御礼と深い感謝のお言葉を送られ会場は大きな拍手に包まれた。
続いて未来人財未来人財育成奨励金の受給学生による活動報告として、「TMP(トラベル マネジメント プロジェクト)天草会」の経営管理研究科西本恵子教授と同研究科2回生の塚越美由紀氏と大島里子氏がステージに上がり、ビジュアルな画像を使い詳細内容を紹介された。
懇親会は、古閑友梨事務局長が続けて司会進行、壇上には福元寅典立命館大学校友会副会長が立たれ、熊本県校友会と飯田前会長とのご縁と深い絆について述べられてから、未来人財育成基金の熊本県校友会におけるこれまでの大きな実績と貢献度を称賛された。そして10月18日に京都国際会館で開催される立命館創始155年・学園創立125周年の記念行事と「オール立命館校友の集い2025」にはぜひご参集くださいと呼びかけられ、グラスを高らかに乾杯の発声をされ、会場は熱い空気に包まれた。
会場は開宴間もなく熱気に溢れ、各テーブルでは久しぶりの再会に笑い声と笑顔が絶えなかった。若い世代同士で近況を語り名刺交換をおこなったり、過ごしたキャンパスの思い出を語り合ったり穏やかな空気が流れた。途中では来賓者が順番に登壇するコーナーもあり、北九州校友会の初村常任幹事、広島県東部校友会の櫻井久仁子常任幹事、同志社大学校友会熊本県支部の柿原久也副支部長、関西学院大学会熊本支部の水上雄二支部長、関西大学校友会熊本県支部の中川成記支部長代理、各々が立命館大学熊本県校友会との深い絆を語られ会場からは大きな拍手が送られた。今回初参加の校友の方々もステージに上がり近況とともに会場を沸かせるスピーチをおこない熱気は一気に高まった。
和やかな交流・懇親が進められ宴もたけなわとなった頃、参加者全員が会場いっぱいに広がる大きな輪となり、参加者全員で肩を組み応援歌を斉唱し会場の高揚感は一気に高まった。最後に小金丸健副会長が中締めのご挨拶をされてお開きとなった。
なお立命館大学校友会事務局からは布施亮介参与が出席した。