8月23日(土)16時より、静岡駅に程近いクーポール会館にて、静岡県校友会総会が開催された。参加者は来賓を含め約40名であった。
総会では校歌斉唱の後、加藤誠会長(’71産社)が、静岡県校友会の活動への感謝と引き続きの協力を呼びかける開会挨拶を行った。その後、来賓として出席した、大学代表、校友会代表並びに東海地区各県校友会の役職者紹介が行われた。
来賓を代表し、伊坂忠夫副学長(’85産社)より、2026年度に衣笠キャンパスにデザイン・アート学部が新設されること、また、校友の皆様の熱意と支援があったからこそ大規模学園へと発展できた旨の挨拶があった。加えて、茨木紀夫副会長(’90経済)より、静岡県内の校友から現役学生に対する支援として「未来人材育成基金」(寄附)が571件あること、学園創立125周年を迎えることなどが紹介された。
総会議事では、加藤会長が議長に選出され、2024年度事業並びに収支決算と監査報告が行われた。その後、松岡孝江事務局長(’92経営)より2025年度事業計画と予算案が説明され、承認された。また審議事項として、2025年度役員が選出され、村上益男氏(’75文)が新会長に選出された。
静岡県校友会の新会長となる村上益男新会長による挨拶が行われた。その後、これまで静岡県校友会を支えてきた加藤誠会長に対し、校友会を代表して茨木紀夫副会長より感謝状と記念品の贈呈が行われ、これまでの感謝を伝える拍手に会場は包まれた。
第2部では、立命館大学副学長である伊坂忠夫スポーツ健康科学部教授より、「Well-beingの実現に向けて立命館が展開するスポーツと身体圏研究」をテーマに講演が行われた。Well-being(ウェルビーイング:身体的・精神的・社会的に健康で幸福な状態)の実現を目的として、スポーツ健康科学を核に据え、「現実」と「仮想」が高度に融合した多重環境化社会において、「身体」と身体・社会・現実・バーチャルという様々な環境の相互作用が、心身に与える影響を探究する「身体圏研究」という、新しい学術領域について、講演が行われた。また、Well-beingが静岡県の県政運営にも取り入れられていることに触れ、参加者は熱心に耳を傾けていた。
第3部の懇親会は、中畑直二(’94経営)副会長の挨拶に始まり、大野裕之氏(’89産社)の乾杯にて、にぎやかにスタートした。
松岡孝江事務局長の進行のもと懇親会は進行し、静岡県校友会の活動や取り組みについてスライドで紹介があり、各校友の自己紹介も行われた。
また、「後輩教えて! イマドキの立命館」と題し、40代以上の先輩から後輩へ質問をするという企画により会場は大いに盛り上がった。「昔は“りっちゃん”と言われていたけど、今、立命の学生は何と呼ばれているの?」「三つキャンパスがあるけど、サークル活動はどうしているの?」など、先輩からの質問に対し、卒業して数年の校友が和やかに答え、時代によって変わっていること、変わらないこと、大学やキャンパスの変化など、先輩が知らない「立命館大学のイマ」に触れ、参加者は楽しんでいた。
懇親会の最後は、世代を越えて肩を組み、恒例の「グレーター立命」が歌われた。今回の最年長参加者である佐藤友清氏(’67経済)の音頭で、一同が声高らかに歌い、絆を深めた。
なお、事務局からは校友・父母課の田中翔大課長補佐が出席した。