2025年7月26日(土)、青森市のリンクモア平安閣市民ホールの会議室で、2025年度立命館大学青森県校友会総会が開かれた。昨年までは市内のウエディングプラザを使用されていたが、より多くの参加促進と費用対効果も念頭に検討され、今年は青森駅から近く利便性の良い公共施設で総会をおこない、懇親会は徒歩で移動できる茜屋青森駅前店で開催。顧問・会長をはじめ県校友会役員の皆様のお取り組みが奏功し、当日は来賓合わせ昨年を上回る23名の出席者となった。
総会の司会進行は、土岐 雄高副会長兼事務局長(’93産社)が執り行い、物故会員への黙とう後、全員で校歌を斉唱した。冒頭、廣瀬 昇会長(’79経済)が、酷暑が続きご多忙の中で参加された校友と来賓に対して謝辞を述べられた。また、これまでの会場を変えて今回開催できる感慨深さを言葉にされ、今後さらに交流を盛んにして県校友会の活性化をはかりたいとご挨拶された。
来賓挨拶では、立命館大学校友会の福元 寅典副会長が、校友会未来人財育成基金の歴史的経緯や役割等を詳しくご紹介され、青森県校友会のご協力に対して深く感謝を述べられた。全国の大学がさらに厳しいサバイバル時代に直面する中、立命館は卒業生の大きな力が大学を支援し母校をさらに後押ししていきましょう、そして10月18日に京都で実施されるオール立命館校友のつどいにはぜひご参集ください、と呼びかけられた。
祝電が披露された後、議事に入り廣瀬会長の司会進行で、土岐副会長兼事務局長が順次ご報告された。2024年度活動結果では、10月20日オール立命館校友の集いに併せて京都で催した「青森県出身現役学生との交流会」、3月8日の弘前市での「中南津軽在住校友交流会」での活況ぶりもご紹介され、2025年度活動計画案では今次の総会・懇親会のほか10月18日「校友の集い」と「本県出身現役学生との交流会」の継続実施等詳しくご報告。また2024年度一般会計収支決算と県校友会のためのご寄付を基にした「武輪基金」の収支決算、さらに2025年度一般会計収支予算案と武輪基金収支予算案は、会計監事の藤澤 珠織氏('02文)の監査報告とともに、いずれも拍手をもって承認された。
関心が高かった一般会計案の中では、昨年の総会で意見交換された年会費の位置付けと総会での飲食代についてさらにわかりやすく整理され、より明解なご説明をされていた。その他の議案では、2名の新役員として副会長の藤澤氏と会計監事の寺田 光宏氏('06理工)がご挨拶をされた新体制案、会則の一部改正、未来人財育成基金への昨年同様の2万円の寄付、それぞれ満場一致で承認され大きな拍手が送られた。
続いて「母校立命館大学の近況」と題し、立命館大学の野口義文副学長が、スポーツや文芸分野での学生・卒業生の活躍、各キャンパスの近況等を詳しくご報告された。難関資格取得試験でのめざましい合格者状況、BKCでのESEC宇宙地球探査研究センター、衣笠キャンパスに2026年4月に開設予定のデザイン・アート学部等の最新の話題もご紹介、さらに文部科学省から立命館大学が採択された「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業」。5年間で最大55億円を補助されるというトピックスには、会場から大歓声があがった。その後、参加者全員満面の笑みで記念撮影をおこない初の会場での総会は終了した。
懇親会会場へ移動する途中、8月の青森ねぶた祭りの開催を前に作製中の小屋へ県校友会役員がご案内された。参加された校友の方々は、作製の背景等詳しいお話をお聞きして写真を撮るなどして、この時期ならではの風情を満喫されていた。
郷土料理を出すお店で親しまれている茜屋青森駅前店では、各テーブルともに生ビール等がテーブルに運ばれると同時に笑顔の乾杯が続き、たちまち大きな笑い声で宴会場は包まれた。参加者は美味しい郷土料理と全国に知られる地酒に舌鼓を打ちながら、学生時代の授業やクラブ・サークル、下宿、雀荘、四条河原町でのコンパ等懐かしいエピソードで盛り上がったり名刺交換し近況を語り合った。その後、二次会会場へ移っても熱気はさらに充満し、その高まりはいつまでも続いた。お店のお時間も限界に差しかかったので、頃合いを見て野口副学長が中締めのご挨拶をされ、最後は周囲のお客様に配慮した適切な声量で応援歌を全員斉唱しお開きとなった。
なお立命館大学校友会事務局からは布施亮介参与が出席した。