2025年7月5日(土)、大阪いばらきキャンパス(OIC)にて、大阪校友会「校友の集い2025」が開催され、約154名が出席した。
総会の司会は、中田真理子副会長('05院経営管理)が担い、先ずは太田明弘会長('76経済)が開会の挨拶に立ち、近年の母校の発展はめざましく、実学重視といわれるまちの気風をもった大阪、大阪校友会が今後も世代や職域を超えて絆を深め、立命館の発展を支えていきたいと、熱く抱負を述べられた。
来賓を代表して、学校法人立命館仲谷善雄総長から、今年立命館創始155年・学園125周年を迎え、さらに進展を目指しOICでの社会共創、BKCにおける宇宙分野の研究、衣笠でのデザイン・アート学部の新設など今後の新展開が紹介された。続いて立命館大学校友会林幸雄副会長(’73産社)が、コロナ禍を経て、全国各地で対面による各校友会の総会が開催される状況にあることや、校友会活動の柱とも言える未来人財育成基金について周年を記念して行う特別募集への呼びかけがされ、母校の発展とともに、大阪校友会が今後益々発展することへの期待を寄せる挨拶があった。その後、来賓紹介と祝電が披露された。
総会議事は、阿部信治幹事長('94産社)が2024年度事業報告・2024年度収支報告、川窪伸也事務局長(’80経済)がイベント・サークル活動を報告し、すべて承認された。
古角博子副幹事長('00法)から、校友会未来人材育成基金の募集状況ならびに学園創始155年設立125周年を迎えることを契機とした特別募集の呼びかけがされた。
最後に井上拓也校友会事務局長(‘99産社)から、周年記念式典・イベントならびにオール立命館校友の集い2025の案内があった。
特別企画では、「月探査の今と未来」と題され、立命館大学宇宙地球探査研究センター(ESEC)の長岡央准教授をゲストが講師として登壇された。近年大きな注目を集めたピンポイント着陸技術を実証した着陸探査機「SLIM」の困難を極めたプロジェクトの秘話や、いかにして日本の高い研究力が発揮され、数々の困難を乗り越えて成功に導かれたかについても語られた。プロジェクトチームの情熱や技術的な挑戦、月探査における最先端の進展と将来の展望について、とてもわかりやすい解説に参加者は熱心に耳を傾けていた。
そして交流・懇親会では、中山寛子幹事('96法)の司会進行のもと、まずは参加者一同立命館大学応援団のリードで校歌斉唱が行われた。来賓を代表して、学校法人立命館の森島朋三理事長からは、大学を取り巻く環境が厳しさを増す中でも、立命館がさらに発展していけるよう尽力していきたい、立命館にとって大阪・そして大阪の校友の力が不可欠であるという熱意のこもった挨拶があり、林幸雄校友会副会長の乾杯の発声で祝宴が始まった。
立食形式で行われた懇親会は、参加者たちの活気あふれる会話と笑顔で満たされ、会場は終始和やかな雰囲気に包まれた。旧友との再会を喜び合う声や、新たな出会いに花を咲かせる様子があちこちで見られ、立命館の絆の深さを感じさせる盛況ぶりであった。
会場内では、校友会未来人財育成奨励金受給団体から「万博学生委員会おおきに 環境班」、「Bottle To Bottle」、「Cap Ring Water project」の3団体がブース出展し、ワークショップを行った。体験をしながら学生の活動を知る機会となった。
終盤では応援団によるファイトオンステージ、そして応援歌の演舞と全員による斉唱へと会場は大いに盛り上がり、最後は森建一副会長('76理工)による「大阪締め」で中締めお開きとなった。
なお、事務局からは井上拓也事務局長が出席した。