11月9日(土)17時から、千里阪急ホテル2階「樹林の間」において、立命館大学北摂校友会が第38回総会を開催しました(参加者46名)。
稲野 公一幹事長('81産社)の司会で開会した総会は、はじめに友國 武会長('79法)が挨拶を述べました。挨拶の中で友國会長は「母校立命館の発展に合わせて北摂校友会の活性化、発展に努めてきたい」と抱負を述べました。次に来賓を代表して太田 明弘大阪校友会会長('76経済)が、先日販売開始となった「立命館はすごい」(PHP新書・西山昭彦著)という書籍の紹介をされながら、「この間立命館は同志社にはない強みにフォーカスして発展してきた。そして現在、北摂地域に大阪いばらきキャンパスが出来、さらなる発展を遂げようとしている。北摂地域が有する様々なポテンシャルを発揮しながら共に発展を」とエールを送られました。さらに来賓全員が紹介された後、大学を代表して参加した大場 茂生総務部次長が、R2030チャレンジ・デザインに基づき、各キャンパスで展開されている改革の実情等母校の近況報告をするとともに、立命館アカデミックセンターが運営するMIRAIアーカイブスのサブスクリプション展開を紹介し、「母校立命館とともに生涯学習社会を構築しましょう」と呼びかけました。その後、稲野幹事長から会務報告があり、第一部の総会を終了しました。
第二部は講演会が予定されていたが、準備の都合上、講演会は第三部の懇親会の中で行うこととなったため、総会の次に、古角 博子大阪校友会副幹事長('00法)が校友会未来人財育成基金特別募集への協力要請を行いました。そして、翌日の関西学生アメリカンフットボールリーグ戦の最終戦、関西学院大学戦を前に気合十分の立命館大学応援団による演武が披露され、参加者全員で応援歌と校歌を斉唱しました。
第三部の懇親会は、坂田 慶子副会長('77産社)の乾杯発声で開宴し、和やかな交流となりました。その最中(さなか)、講演会企画が行われ、講師の山崎 有恒文学部教授が、「立命館大学創設秘話」というテーマで、学祖西園寺 公望、木下 廣次(西園寺のパリ留学時代の後輩であり、西園寺文部大臣期に創立された京都帝国大学の初代学長)、そして創立者中川 小十郎(西園寺の秘書官、第一高等中学校時代の恩師)の関係に触れながら、近代日本を成立するために基盤となるのは教育であり、教養を身に着けた太い中等層の構築が重要であるという信念で三人が一致していたことと、立命館という庶民を対象とした大学の創立に尽力したことを、史資料を提示しながら紹介されました。その後、懇親交流が再開される中、参加者全員が順番に学生時代の思い出や近況を報告しました。最後は小森 ひろみ副会長('74経営)が中締めの挨拶を行い、全員で写真撮影をし、終宴となりました。