11月8日(金)にホテルモナーク鳥取「仁風の間」において、鳥取県東部校友会が総会・懇親会を開催され、来賓含めて総勢46名が出席した。同会では出身学部ごとに毎年交代で幹事を担うこととなっており今年度の担当学部は経済学部と経営学部の校友が執り行った。
第一部総会の司会進行は、松本 公彦氏('96経済)が務め、校歌斉唱と物故校友への黙祷、来賓紹介(学校法人立命館・立命館大学校友会、鳥取県西部校友会)後、谷口 博繁会長('73文)が登壇され、まずは来賓者と本日の総会・懇親会に向けて準備に尽力された幹事の皆様に謝辞を述べられた。そして今次は2年に一度の役員改選をおこなう大切な総会で、また昨年に続いての伊坂副総長には講演会をお願いしているが、これはキャンパスの拡大や飛躍的な高度化と多様な人材輩出等で注目されている母校立命館大学の現状を総会出席者に知ってほしいとのおもいから企画したもので、今後も母校の発展とともに鳥取県東部校友会も校友同士の交流をより盛んにして活性化をはかりたいとご挨拶された。
来賓祝辞では、学校法人立命館伊坂 忠夫副総長が、未来人財育成基金等をはじめ学園・学生への幅広いご支援についての深謝と大学が発展し注目を集めている背景には校友会の諸先輩方のご活躍がある旨、重ねて感謝の言葉を述べられた。各キャンパスや学園の近況、正課・課外等多岐にわたる学生の活躍も詳しく報告され、国家公務員総合職試験での過去最多合格者状況の段では会場から大きな歓声があがった。スポーツ分野ではパリ2024夏季オリンピックで活躍した現役学生や卒業生の話題に触れられ、今後も学生が様々な場面で安心してチャレンジできるよう引き続き厚いご支援・応援をお願いしたいとご挨拶された。
校友会を代表して立命館大学校友会の茨木 紀夫副会長は、鳥取県とのご縁に触れられたほか、10月20日にOICで開催された校友大会「オール立命館校友の集い2024」について、当日は校友のみならずキャンパス周辺の地域の方々も多くご参加され1,000名を超える来場者となり、校友が社長である東映とのコラボ等、終日幅広い層が楽しめる企画が目白押しで大変な盛り上がりとなったと詳しくご報告された。今年度の未来人財育成基金を原資とした奨励金の学生プロジェクトが30団体採択されたこともご紹介。フードロスや環境問題などの社会課題に着目し、それらの解決のためのプロジェクトに取り組んでいる様子を披露された。このご寄付あるからこそ未来人財育成基金の採用団体は活動をより充実した良いものとしていけるので従前以上に温かいご支援を、と呼びかけられた。
続いて壇上に立たれた鳥取県西部校友会大野木 昭夫会長('76理工)は、校友会総会・懇親会への参加率等の課題は各校友会ともに諸々あると思うが県内の地域の結びつきを強めることが肝要で、例えば鳥取県では東部と西部がさらに絆を深めることができる活発な交流をおこない、中四国ブロックのように県を超えてエリア一体となり課題に取り組んだり相互に支援したりすることで活性化をはかることも今後より必要になってくるのではないかと述べられた。
祝電披露後の総会議事では、まず令和5年度決算報告を会計担当の石河 英直氏(’99文)が報告、それに関する監査報告を竹内 秀徳氏('85産社)がおこない、役員改選についての各議案ともに大きな拍手をもって承認された。役員改選については谷口会長が、今後の課題解決に向けては若手・女性の校友の参画が必要で、今回は3名の若い新任校友が参じてくれたが任期中はそこへ向けて全力を注ぎ、鳥取県東部校友会のさらなる発展に向けて人材確保と育成、多様な取り組みに向けて全力を注ぎたいとご挨拶された。
講演会では、今の立命館大学の現状を出席者の皆さんに知ってほしいという谷口会長のご要望に応え、伊坂副総長が「未来に向けた立命館の取り組み」というテーマで講演をされた。主に以下のような内容で、現在の立命館大学の最新状況や話題、取り巻く国内外の情勢等をラインナップされた。(OICの魅力溢れる施設・設備、2000年と2024年の学園構成員の変遷、他大学との規模、入試志願者数、就職状況、学生の出身地分布からみる全国型の特徴、教育・研究のグローバル化、科研費獲得状況、R2030チャレンジ・デザインと次世代研究大学、ESEC宇宙地球探査研究センター等)。多岐にわたる豊富なテーマにもかかわらず限られた時間内で、パワーポイントの鮮明な画像とともに簡潔かつ丁寧にわかりやすくご説明され、出席者はメモをとりながら固唾をのんで聞き入っておられ終了後には大きな拍手に包まれた。その後、全員での記念撮影を経て第二部の懇親会へと移行した。
懇親会は引き続き、松本氏が司会進行。上杉 栄一幹事代表(’70経営)が登壇され、まずは会場の出席者へ厚く御礼を述べられた後、鳥取県ご出身の石破 茂総理大臣とのご縁やエピソードをご紹介、そして今後の鳥取県東部校友会の発展に向けて絆を深めて参りましょうと呼びかけられ、声高らかな乾杯発声で開宴した。各テーブルとも笑い声と笑顔が溢れる中、壇上では今回初めて出席した3名の若い校友がマイクを握り、出席者から温かい大きな拍手が送られた。
引き続いてのお楽しみ抽選会では賞品を手にした方々の満面の笑みで会場はさらに盛り上がり、その熱気の中、来年度の担当学部である理工学部・法学部の校友がステージに立ち、次回への抱負を一人ひとり表明され一層の熱気に包まれた。賑やかな交流・懇親が進められ宴もたけなわとなった頃、全員が会場中心に集まり肩を組み応援歌グレーター立命を熱唱し、最後は葉狩 健一氏('74法)が中締めのご挨拶と万歳三唱をされてお開きとなった。
なお本部事務局からは立命館大学校友会の布施 亮介参与が出席した。