2024年10月5日（土）、津市内のプラザ洞津において三重県校友会総会・講演会・懇親会が開催され、来賓含めて会場149名とオンライン4名の総勢153名が出席した。当日は総会に先立ってリコネクト三重総会と中勢会総会・松阪会総会も開催された。

　第一部の総会の司会進行は、リコネクト三重代表の藤原 理奈理事（’07経営）が務め、まずは全員で校歌を斉唱した。来賓では学校法人立命館の奥村 陽一常務理事、立命館大学校友会本部の林 幸雄副会長、校友会事務局布施 亮介参与、近隣校友会より愛知県校友会、岐阜県校友会、静岡県校友会の皆様が紹介された。続いて、東 博司会長（’69経済）が登壇され、かつて三重県庁・県警や銀行等を中心とした校友が中勢会に集ったが初めて校友に出会った感動は今でも忘れることはできず、その時のおもいを胸にこれまで担ってきた。従前より支えていただいた先輩や仲間への感謝の念は絶えない、と振り返られた。そして新会長に就かれる田中 功氏（’81経済）について誠実で人望の厚い大変素晴らしい方なので安心して任せられるとご紹介され、今後もより充実した楽しい三重県校友会へと発展することを祈念したいと結ばれた。

　

　次いで来賓を代表して、大学からは学校法人立命館奥村 陽一常務理事が、未来人財育成基金等をはじめ三重県校友会の積極的な取り組みと日頃のご支援とご協力に深い感謝の言葉を述べられた。「R2030チャレンジ・デザイン」をご紹介されたほか、2025年の万博等へ関わっている大阪いばらきキャンパスや2026年に開設予定の衣笠キャンパスでのデザインアート学部、今年度開設30周年を迎えたびわこ・くさつキャンパス等、各キャンパスのトピックスをはじめ学園の近況、正課・課外、スポーツ等多岐にわたる学生の活躍を詳しく報告された。2025年10月に京都国際会館での学園創立125周年の記念行事と「校友の集い2025」へのご参加も呼びかけられ、今後も学生の夢の実現やチャレンジを後押しするためにご支援をお願いしたいと強調された。

　そして校友会を代表して林 幸雄校友会本部副会長が壇上に立たれ、まず冒頭で例年の三重県校友会総会の参加者数の多さ、出席率の高さには心より感服しますと述べられた。いつも様々な場面で見聞きされたことに触れられお話しをされるが、今回はPage Turner（ページターナー）にスポットをあてられた。ピアニストの隣で楽譜をめくり演奏中のピアニストを支えるページターナーの役割は最重要だと言われ、これは未来人財育成基金とも似ており頑張っている学生にしっかりと寄り添い温かくサポートするという同じ大切な役割を担うと述べられ、会場の参加者は熱心に聞き入りメモをとられていた。10月20日のOICでの校友大会「オール立命館校友の集い2024」における東映とのコラボ企画等にも触れられたほか、立命館大学は進化しており両輪ともいわれる校友会も同様に進化していくために深い絆を大切に一体となって頑張りましょうと呼びかけられた。

　祝電披露後の総会議事は、引き続き藤原 理奈理事の司会で進行し、東会長が議事内容の説明をおこなった。田嶋 等幹事長（’73経済）のご報告や野崎 昌孝監事 （’89経営）の監査報告も含め各議案ともに拍手をもって承認された。終盤では壇上に新役員18名が並び、田中 功新会長（’81経済）が所信表明のご挨拶をされ、その後、田中会長から奥村常務理事に三重県校友会が募われた未来人財育成基金のご寄付が手渡され、第2部の講演会に移行となった。

　　

　

　講演会の講師は、三重テレビ放送報道制作部の中久木 大力氏（’10経営）で、「アナウンサーの魅力」という演題で、ご自身が生まれ育った幼少期の環境や三重県とのご縁、放送局での成功談や冷や汗をかかれた多様なエピソードが参加者の笑いを誘いお話しになられた。

　懇親会は、中上 昇総会運営委員（’14法）が司会進行。冒頭で東前三重県校友会長に林校友会本部副会長から感謝状等が手渡され参加者から大きな拍手が送られた。次いで先ほど講演された三重テレビ放送の中久木 大力氏にエールを送られていた森 智広四日市市長(’01理工)による乾杯発声で開宴した。

　

　各テーブルとも笑い声と笑顔が溢れる中、壇上には今春卒業された2名の若い校友が立ちマイクを握り、総会運営委員のメンバーも壇上で紹介され大いに盛り上がった。その後、山川 楠人副会長（’04理工）がステージに上がり、名産松阪肉といった豪華景品も当たる大抽選会が開かれて会場は熱い熱気に包まれた。
　賑やかな交流・懇親が進められ宴もたけなわとなった頃、愛知県校友会の伊藤 享司会長が登壇され立命館人の心を揺さぶる口上を述べられた後、力漲る演舞とリードで応援歌グレーター立命を会場一体となり熱唱し、最後は立菖会の会長でもある松下 功一副会長（’89産社）が中締めのご挨拶をされてお開きとなった。
　なお本部事務局からは立命館大学校友会の布施 亮介参与が出席した。