宇部小野田校友会より開催報告を頂戴しましたので、以下の通り掲載いたします。
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令和6年8月25日(日)午後2時から宇部市朝日町の宇部市新川ふれあいセンターにて、現役学生及びその保護者を対象に就職活動支援セミナーを開催、21名が参加した。
岡村 滋副会長('73理工)による主催者あいさつの後、立命館大学キャリアセンターの小林 大輔課長('98経済)に大学の就職支援やUターンの状況についてご講演をいただいた。
講師は、宇部小野田校友会に所属する若手校友2名及び山口市に本社がある企業に勤務する若手校友(山口県校友会所属)1名にお願いをした。
最初に、宇部市役所勤務の梛良 晋平氏('13経済)が講師を務めた。
埼玉県出身である彼は、大学卒業後、ショッピングモールの運営会社や河合塾で事務担当を行っていたが、子育てを考えた際、都会では共働きが必須となる現状を踏まえ、祖父が山口にいることもあり、山口での就職を考えた。
その際、山口での就職先として、社会人枠を幅広く採用していた宇部市役所を希望し、現在に至る。
今回の発表では、参加している現役学生に向けて、就職活動(ES作成、面接)における内定を勝ち取るための「事前準備」の方法を自身の経験を踏まえて説明された。
一例として「答えのないものにアプローチする」ことを求められる社会人に必要なスキルである論理的思考力をアピールできると良い、などのアドバイスをされた。
次に、宇部フロンティア大学勤務の柏村 優子氏('21産社)が講師を務めた。
彼女は、令和元年度に開催した当セミナーの参加者であり、山口で就職をした。
柏村氏は8月に現在の勤務先へ転職したばかりということもあり、新卒で採用された山口茶業(小野茶の製造販売業)のことについて話された。
事務だけでなく、宇部市主催で開催されている「まちじゅうエヴァンゲリオン」のイベントへの参加や、ECサイトの運営業務など幅広い仕事を担ったことを分かりやすく伝えた。
最後に、テレビ山口でアナウンサーをしている永岡 克也氏('14経済)が講師を務めた。
もともと教員志望だった永岡氏だが、アルバイト先のスポーツジムのインストラクターをしていた際に、声をほめられたことや、ゼミで「まとめて話す力」をほめられ、アナウンサーという職業に就く。
なるべく労力をかけない方法で就活に取り組むことを心がけ、その具体的な方法として、ESや面接で説得力を持たせるため、自身の経験を書き出し、強みを探す作業を行ったと話した。
また、面接においては、自身のPRの時間ではなく、面接官との会話の時間であることを心掛け、話しすぎないことを気にかけた。
体験談の終了後は、講師を交えての座談会を行った。
ファシリテーターについては、キャリアアウンセラーの浜野 知英氏('93経営)が務め、座談会からは、西京銀行の西 昭則氏('97経営)、人事グループ主務の藤井淳氏も参加し、和やかな雰囲気でセミナーを終えることができた。
人数は少ないながらも密度の濃い就職活動支援セミナーであった。