2024年7月6日(土)東北海道校友会の総会・懇親会が開催されました。開催レポートが届きましたので、以下に掲載いたします。
--------------------------------------------------------------------------------------------------------------
「ドリカム」デビュー35周年記念イベントと同日 2024年度 立命館大学東北海道校友会総会を開催!!
2024年7月6日(土)18時より、北海道の帯広市駅前にある十勝ガーデンズホテルにおいて、2024年度立命館大学東北海道校友会総会が開催された。この日は、池田町ワイン城落成50周年と、同町出身の吉田美和さんがボーカルを務める「ドリームズ・カム・トゥルー」デビュー35周年記念イベントが重なり、ご来賓を含む遠方からのご出席者は、宿泊等の手配に苦慮されたとお聞きし、活気のある帯広市内をご覧いただけた半面、来年度の総会開催日の設定に課題を残した。
さて、総会には、校友会を代表して林幸雄校友会副会長('73 産社)、学校法人立命館の木田成也常務理事('88 産社)、校友会事務局の梅村亮介氏('12 政策)に加えて、立命館大学北海道産業社会学部校友会の中川均会長('80産社)などのご来賓を含む25名の校友及び学園・大学関係者が出席した。
総会は土田真也事務局次長('05法学)が司会を務め、はじめに出席者全員で校歌を斉唱し、物故者への黙祷を行った。その後、本田公一会長('74産社)より挨拶が行われた。立命館は、北海道では小・中・高一貫校として存在感を高めている。校友会は、①地域校友同士のきずな②北海道・東北ブロックなど広域連携のきずな③大学と校友会のきずなの三つのきずなで繋がっている。この三つのきずなを貫くものは「母校愛」と青春の一ページを共に暮らした「連帯感」であり、校友のきずなをさらに強め、皆さまと力を合わせ校友の輪を広げて行きたいと熱い思いを述べた。
来賓紹介に続き、愛知県から北海道入りした林幸雄副会長が校友会を代表して挨拶され、立命館は2025年に創始155年、学園創立125周年を迎える。近年は、元宇宙飛行士の野口総一郎氏を学長特別補佐に迎え、宇宙に関する活動にも目を向けている。学生・OBの活躍としては、国家公務員総合職の合格者が東大・京大に次ぐ全国第3位。パリオリンピックの出場予定選手も輩出している。私たちはさまざまなご縁の中で生きており、校友会のつながりも「えん」。まさに学びの「えん」、学園である。今後も立命館学園の発展のため皆さまと力を合わせていきたいと述べられた。
次に、大学代表挨拶として木田常務理事が日頃の大学、学生への支援に対する謝辞を述べられ、パリオリンピック一押しの選手のPRもされた。
祝電披露の後は、土田真也事務局次長の進行で総会が行われ、斉藤進也事務局次長('00産社)より2023年度事業報告・決算報告が行われた。また、事業報告では、9月6日に開催された「『ALL立命・帯広ミッション』APU・産業社会学部 大交流会」について、菊池貞雄幹事長('81産社)から補足説明が行われた。この大交流会は、ちょうど同じ時期に十勝をフィールドに活動していた「APU藤本ゼミ」「産業社会学部坂田ゼミ」「映像学部竹村ゼミ」の3学部(教員5名、学生26名)と地元、東北海道校友会と北海道産業社会学部校友会の3学部・2校友会による交流会を開催したもので、現役学生、教員、校友がジンギスカンを囲みながら賑やかに親交を深めた。
その後、松本俊光監事('94産社)から監査報告が行われた後、斉藤事務局次長から2024年度事業計画(案)・予算(案)が提起され、全5号の議案は審議後すべて拍手をもって承認された。その後、「その他」としてRFS(立命館未来サポーター)を兼務する菊池幹事長より、校友会未来人財育成基金の説明と基金への協力が呼び掛けられ、会場内にチアカードが配布され、懇親会の中で本田会長から林副会長に手渡された。
懇親会に入り、引き続き土田事務局次長の司会のもと、中川会長の挨拶と乾杯の発声で懇親会をスタート。待ちに待った乾杯で会場は一気に盛り上がり、参加者は一年振りの再会に賑やかに旧交を温めた。歓談の中、テーブルに置かれた本校友会の大熊誠一副会長('76経済、根室市)の酒店から取寄せた日本最東端の蔵元、碓氷勝三郎商店が道産米「きたしずく」を100%使用した「北の勝」の限定冷酒が紹介された。また、総会出欠報告に合わせて寄せられた「校友からのメッセージ」の冊子と北海道校友会相談役の花高了三氏('78文学)から提供された登山にかかる同氏の「講演録」も紹介された。
余興最初は参加者紹介。参加者全員が自己紹介と近況を報告。トップバッターの本田会長が奥様との京都での再会秘話を披露すると、会場は一斉に歓声(笑)に包まれた。続く各校友も、今は無き広小路校舎の思い出話をはじめ、当時の学費や不勉強な学生生活、テストの一夜付け話、アルバイト、今どきの勉強熱心な学生の話等々、次々に紹介される話にみんな「うん、うん!そうそう!と昔を思い出し、笑いながら相槌を打っていた。
初参加者のスピーチでは、1番手の安井朋香('20理工)さんが勤務するインターステラテクノロジズ(株)(本社:北海道広尾郡大樹町、液体燃料ロケット開発を行う日本の企業。創設者:堀江貴文)でのロケット開発の話をされ、皆さん安井さんの話に真剣に聞き入り、暖かい拍手を送っていた。二番手の石原達也('09文学)さんは事前準備なしでのスピーチとのことだったが、話が終わると勤務先の東北海道ヤナセ(株)(外車販売)の車について、皆さん大いに興味・関心を持った様子で拍手を送っていた。
懇親会の後半は、東北海道校友会恒例の本田会長による「京都検定クイズ大会」を開催した。今年は、これまでとは趣向を変え博物館や美術館、市役所、府庁舎、お寺などの建物や、商店や旅館、お寺の塔、京都の川など、ストリートビューから選んだ写真と人工知能(AI)を利用して作成したクイズを出題。今年は設問12問中、全問正解の林副会長に優勝、11問同数正解の東誠さん('10文学)と事務局の梅村さんが「あっち向いてホイ」で順位を決定し、東さんに準優勝、梅村さんに3位の景品を本田会長からお渡しした。
会場が大いに盛り上がったところで応援歌の斉唱。本田会長と若手の津田洋輔('12経済)さん、安井さん、東さんと本間桂司('93法学)さんの5名が正面に出て、全員で大合唱すると会場の熱気は最高潮になり、花高了三氏がエールを切ると会場から大きな拍手が沸き上がった。最後は、まだまだ交流を深めていたいという熱い余韻を残しながら、先程エールを切り、一番遠方の網走市から参加の花高了三氏の締めのご挨拶と音頭での中締めとなった。
2024年度事業計画で、6月29日開催の北海道校友会設立70周年記念式典への参加報告がされたが、式典への参加経過の中で、本会の昭和45年釧路市での発足、昭和47年北海道校友会から分かれての立命館校友会への参入を改めて確認した。本会は昭和45年の発足から今年で54年を迎えるが、立命館学園、立命館大学校友会の今後のますますのご発展と地域校友の「きずな」が一層広がることを祈念した総会となった。