2024年5月25日(土)13時より、大阪の一般社団 中央電気倶楽部において、立命館大学技術士会 第15回総会と講演会・親睦会が開催され、来賓・校友あわせて約24名が参加した。( ※中央電気倶楽部は、電気関係者が主体となって大正3年(1914年)に設立され、平成25年11月6日には100周年を迎えた関西有数の歴史と伝統ある社交倶楽部)
第1部の総会は、星野和之幹事('H3年卒、理工)の司会で進行。 冒頭、土屋光弘会長('S58年卒、理工)がコロナ禍を経験して相互支援の重要性が改めて認識されたが、技術士会も今後172名の会員同士がさらに絆を深め、大学との連携もより推進し発展に向けて相互協力しあいながら歩んでいくことが大切だと述べられ開会となった。
多くの祝電が紹介された後、校友会本部事務局から出席した布施亮介参与が大学の近況や学生・卒業生の幅広い活躍について報告をおこなった。その後、会則により土屋会長が議長として選出され、議案審議に入った。まず第1号議案の第14期事業に関して西村 敏幹事長('S54年卒、理工)が報告され、第2号議案は第14期決算報告および監査報告を西村幹事長と兼塚卓也会計監事 ('S57年卒、理工)、第3号議案の第15期事業計画(案)および予算(案)と第4号議案の第15期役員人事(案)は西村幹事長が提起され、いずれも満場一致にて承認された。議案審議の中では、直近の立命館大学卒の技術士合格者は36名で全国16位、私学4位という目覚ましい実績や大学への支援として「技術者実務演習」への講師派遣、また「めざせ!技術士」や「立命技術士懇談会」等の実施も報告された。こうした多様な支援活動が安定的に実を結んでいることから、今後、合格者の幅広い情報を会員間でも共有するとともに積極的に活動展開していくこと等の計画と方針も述べられ大きな拍手に包まれた。総会は最後に星野幹事より締めの挨拶があり閉会となった。
総会後の特別講演会では、株式会社三隆国際気象の代表取締役で気象予報士の三橋功治氏が「住民に対して行なっている気象/防災講演について」〜住民の命と財産を守るために〜、と題する講演をおこない、続いて立命館大学文学部人文学科地理学専攻教授の矢野桂司氏は「バーチャル京都による空間人文学の展開」という演題で90分の講演をされた。それぞれ今の時代の課題に向き合いつつ将来展望も見据える貴重な内容で、技術士会総会の15回目を飾るにふさわしい素晴らしい特別講演会だった。
第2部の親睦会では、今道 洋副会長('H13年卒、理工院)が司会進行。
奥村一相談役('S24年卒、理工)による乾杯の発声でスタートし、和やかに交流・懇親が進められた。
途中では今回初めて参加される会員や新幹事の紹介もおこなわれ、また技術士会の指導により難関突破した若年合格者もマイクを握り大きな拍手を送られた。難度の高い技術士試験受験への支援を継続的に実施し、毎年、コンスタントに合格者を輩出。会員相互の交流・懇親は活発で技術レベルの向上にも積極的に力を注がれており、懇親会での会話も熱気溢れるものだった。終始温かい空気に包まれ時間が経つのも忘れるほどであったが閉会も近づいたため、最後、春田健作幹事('H12年卒、理工院)と寺尾庸孝幹事('H15年卒、理工院)が壇上で音頭をとり中締めとなった。
(以上)