2024年1月13日(土)の17時30分より、ホテルライフォート札幌において「第24回北朋会総会・懇親会」が開催され、校友・立命館学園関係者合わせて20名が集った。
第1部の総会は、岡田 則之氏(‘86産社)の進行で開会された。はじめに片桐 清実会長より「会長を交代した時からコロナ禍となり、対面での開催ができなかった。本日、久しぶりに北海道の立命館に関わる教育関係者が、このようにたくさん集うことができたのは大変嬉しい。どうぞ、総会・懇親にて親交を深めてください」と挨拶があった。
次に来賓として出席した、田中学園立命館慶祥小学校の吉田校長、吉井事務長、立命館総務部次長の大前が紹介され、それぞれ挨拶を述べた後、総会議事に移った。最初の議事は慶祥中高の松岡事務長より会計報告の説明、続いて同校教諭の中村様より監査報告があり、拍手をもって承認された。
次に、議案審議として、事務局体制の変更について「次年度末をもって、事務局機能を学校から他に移したい。ただこれまでと変わらず北朋会への参加と協力は行う」ことを慶祥中高の菊地校長より説明があり、当面は事務局機能を岡田様が担われることの提案について、全会一致で承認された。
その後、当初は懇親会の中で予定されていた「立命館学園の一貫教育体制」について、田中学園立命館慶祥小学校の吉田校長、立命館慶祥中学校・高等学校の菊地校長より、それぞれスライドを使って丁寧な説明をされた。まず、吉田校長より、田中賢介理事長は毎日学校におられ、建学の精神である「学ぶを、しあわせに。」を実践するために奮闘されていることの説明があった。次に教育内容について、全体のカリキュラムをマトリクスで説明し、挑戦(Challenge)・協働(Collaboration)・貢献(Contribution)の3つのCは、本物の体験を通して得られること、また「真の国際人の育成」に向けて、各学年の生徒が英語を学ぶのではなく、「英語で学ぶ」取組み等が紹介された。
菊地校長からは、立命館慶祥中高が「世界に通用する18歳」を生みだすために、どのような教育を実践しているのかについて、スライドを使って説明された。特に国際教育においては、コロナ禍を経てさらに充実したコースについて説明があった。また、多くの実験器具を使い、実際に自分たちで実験することにより深い学びとなる理科教育の特徴の説明、また進学面では全額奨学金を得てハーバード大学へ進む生徒や、東京大学へ12名が進学する実績(理Ⅲ含む)となってきたこと等の説明があった。あわせて、ラグビー部や陸上競技部、硬式野球部の活躍等についても述べられた。
第2部懇親会は、高杉先生の乾杯の発声で幕が開いた。高杉先生は、北朋会の成り立ちや開設当初の苦労について語られ、この間の立命館慶祥中高の素晴らしい実績を称賛するとともに、更に高いレベルに向かう為には、「ソーシャル教育の充実」が必要と期待を述べられた。しばらく歓談の後、立命館大学総務部次長の大前美郎より、学園の教学展開の状況、能登半島地震の状況と被災学生支援金へのご協力依頼、2025年の「立命館創始155年・学園創立125周年」に向けた様々な取り組み状況について報告があった。
その後、参加者お一人おひとりから、現状の報告やメッセージが述べられ大きな盛り上がりとなった。こうして、宴もたけなわとなったところで、片桐会長の指揮・リードのもと全員で校歌・応援歌の斉唱が行なわれ、菊様(’76文 )のエール、菊地校長の乾杯をもってお開きとなった。
なお、事務局として大前美郎総務部次長が出席した。