2023年12月2日(土)、ホテル日航奈良にて「第四回奈良県ファミリー会」・「奈良県校友会総会」が同日開催された。
「奈良県ファミリー会」では就職応援セミナーと個別相談が実施され、約30名の学生・父母が参加した。
就職応援セミナーは奈良県校友会が主催し、2017年度から実施している企画である。地元(奈良)での就職を検討している学生やその父母が、奈良県で採用担当をしている校友の採用する側の視点や奈良県の企業に就職した若手校友の就職活動の体験談を聞き、就職活動への不安の解消や就職活動の進め方を学ぶことを目的に開催されている。
奈良県校友会の胎中謙吾さん(’07 理工)の司会進行により、来賓および主催者紹介の後、奈良県校友会の柴田順夫会長が挨拶を行った。まず立命館大学キャリアセンターの辻井英吾次長が就職活動におけるスケジュールや立命館大学の進路・就職の概況について説明し、その後、奈良県庁、奈良市役所、南都銀行の若手校友による就職活動体験報告が行われた。若手校友の中には、在学時にファミリー会に参加し、個別相談をしたことがきっかけで就職先のOBと繋がった校友もおり、まさに循環型の支援文化が醸成されている。最後に「採用側から見た今年の就活状況」を南都銀行立命会の中尾卓矢氏(’10経済)が説明し、就職応援セミナーは終了した。
個別相談では、奈良県庁、奈良市役所、南都銀行の校友、キャリアセンターがブースに分かれ実施した。3回生だけではなく2回生の参加もあり、「今から何をすべきか」「OBOGと接点を持つにはどのようにしたら良いか」など積極的な質問があり、学生にとっても有意義な時間となった。
「ファミリー会」と並行し、隣接する会場で、奈良県校友会総会が開催され、約120名が参加した。田中敦事務局(’88経営)の司会進行によりスタート。黙祷・校歌斉唱の後、開会挨拶として柴田順夫会長(’81経営)からは、総会ならび懇親会を対面で行えたことが4年ぶりであること、また同時開催のファミリー会もようやく開催され、なかでも過去に参加した学生が今回若手OBOGとして後輩のアドバイスをする立場として再び参加してくれていて、奈良県校友会独自の循環型支援の形となりつつあること、このような取り組みを関西全体にもひろげていき、サスティナブルな校友会を目指していきたい、と開会の挨拶が述べられた。
来賓紹介の後、学校法人立命館 伊坂忠夫副総長、立命館大学校友会 福元寅典副会長による来賓挨拶が行われた。伊坂副総長からは、校友会未来人財育成基金の取り組みや海外留学の渡航支援について感謝の意が伝えられ、学生の活躍の紹介・学園の今後の展開が語られた。福元寅典副会長は、校友会の近況として10年ぶりに門川新会長に交代したこと、校友会未来人財育成基金への支援の謝辞と立命館の拠点である関西がさらに支援の輪を広げる呼びかけをお願いしたい、と力強く呼びかけられた。
議事では、柴田会長を議長に、田中敦事務局より2022年度活動報告・収支監査報告、2023年度活動計画・予算案が報告され、いずれも拍手をもって承認された。
懇親会はファミリー会に参加の学生・父母、総会参加の校友が一緒に親睦を深めた。奈良県校友会の渡邊さんの司会のもと、柴田順夫会長による開会挨拶があり、伊坂忠夫副総長の乾杯のご発声により開宴した。4年ぶりの開催に会場は大いに盛り上がった。また、今回初めてファミリー会に参加した学生・父母が懇親会にも参加し、若手校友と交流する様子や、就職活動について相談する様子が見られた。最後は学生・父母・校友一同が輪になって応援歌の斉唱の後、奈良県校友会の出口真一副会長(‘76理工)の中締めによって閉会となった。
校友会事務局からは井上拓也校友・父母課長、尾藤悠香課員が出席した。