残暑厳しい9月9日(土)午後4時より、福島県校友会総会が福島グリーンパレスにて3年ぶりに対面で開催されました。33名の校友が集まり旧交を温めました。
総会は松本重明氏(’90文)の司会で進められ、校歌斉唱の後、会長の飯塚俊二氏(’81法)が挨拶、コロナ禍でも会運営を支えていただいた感謝と、今回会うことができる喜びが述べられました。続いて徳田昭雄副総長が来賓として登壇し、包括協定を結んでいる福島県とともに災害復興支援を続けていく決意を示した後、中・長期計画であるR2030チャレンジデザインを策定し、次世代研究大学やイノベーション人材を育成する大学を目指していることが述べられました。また、校友会からの来賓である飯田俊之副会長からは、校友会長が村上健治氏から門川大作氏に交代したこと、都道府県を跨ぐブロックでの活動を推進していくことについて言及されました。
令和4年度の活動・決算報告、令和5年度の活動計画・予算について全会一致で承認された後、未来人材育成基金の現状報告をRFSリーダーである三村智春氏(’85産社)から、福島県校友会30周年の記念事業について馬場幸蔵氏(’75産社)からぞれぞれ報告がありました。また、福島原発被災地である楢葉町で活躍している鈴木みなみ氏(’16産社)、西﨑芽衣氏(’17産社)、森亮太氏(’17理工)、森雄一郎氏(’18法)が紹介されました。
第二部では、只見線地域コーディネーターとして活躍している、合同会社メーデルリーフ代表社員の酒井治子氏(’03法)が「奥会津・只見線・災害から再開へ」と出して講演を行いました。福島県会津若松駅と新潟県小出駅を結ぶ只見線は、2011年の新潟・福島豪雨により甚大な被害を受け、会津川口駅から只見駅までの区間が不通となっていましたが、地元の強い思いが実を結び、昨年10月1日に全線運転再開をしました。再開までの地域住民とともに闘ったお話や、現在の問題点などが説明されました。何よりも地元奥会津を愛する気持ちが伝わってきました。
講演会の後は久しぶりの対面での懇親会です。飯塚会長の挨拶に続き、宮城県校友会の千田芳文会長(’74文)が祝辞を述べた後、新潟県校友会の樋口和道会長(’78法)による乾杯で懇親会がはじまりました。
久しぶりに再会し、近況や大学時代の思い出など、テーブルそれぞれに話の輪が広がります。お楽しみ抽選会なども企画され、楽しい会となりました。最後は、仲川将史氏(’06法)がリーダーとなり、全員が肩を組んで応援歌「グレーター立命」を歌いました。
奥会津や原発被災地など、様々な場面で校友の活躍を知ることができ、また、久しぶりの対面での開催で、それぞれの絆を改めて感じることができた会でした。
なお、事務局として、社会連携課の古橋由一郎課長が出席した。