2023年7月22日(土)午後1時半から、青森市のウエディングプラザ「アラスカ」で、2023年度北海道・東北ブロック会議(通称G8)が開催された。
2018年10月に行われた「オール立命館校友大会2018 in仙台」を主管したのが北海道・東北ブロックの8校友会(北海道校友会・東北海道校友会・青森県校友会・秋田県校友会・岩手県校友会・山形県校友会・宮城県校友会・福島県校友会)。その成果を踏まえ、さらなるブロック内の結束と発信力を高めようと毎年開催に向けて、翌19年8月に福島県で各校友会の代表者が集結して第1回大会が開催され、今後の発展を誓い合った。だがコロナ禍で対面活動の自粛を余儀なくされ、4年ぶりに対面式の開催にこぎつけた。ところが開催直前になって秋田県内で記録的な大雨被害が発生し、この影響で、秋田県校友会の出席が見送られた。秋田県校友会からは被災状況や会議の成功を祈念したメッセージが寄せられた。
会議には、ブロックの代表者や立命館大学校友会の福元寅典副会長(‘72経済)、林幸雄副会長(‘73産社)、馬場幸蔵副会長(‘76産社)ら36名が参加して、活発な討論が行われた。
司会進行は立命館大学校友・父母課の加藤功介課長補佐(‘04経営)が務めた。開催県である青森県校友会の石田一成会長(‘77経営・‘79法)が「京都で会議があると、集まったG8メンバーで打ち合わせを重ねてきた。北海道・東北の絆は着実に深まってきている」と挨拶した。馬場副会長は「2021年3月にはオンライン開催したが、その顔ぶれが対面式で一堂に会することができたことは喜ばしい」と、念願の対面式実現に感慨深げだった。
各県校友会からの報告と意見交換がおこなわれた。組織強化に関わる議題では、各県校友会から日ごろの活動報告や今後の提案が出された。さらに校友会が持続可能な活動をするためには、ブロック単位での結束力を高めていく必要があることを確認し合った。最後に林副会長による挨拶があり、ブロック会議を閉会した。
翌7月23日(日)は、G8会議参加者24人による「研修会」が行われた。2021年7月に世界文化遺産に登録された北海道・北東北の縄文遺跡群のうち、青森市郊外の国の特別史跡「三内丸山遺跡」を青森県校友会の岡本洋・青森県埋蔵文化財調査センター文化財保護主幹(‘98文)のガイドで見学した。さらに地元青森の魅力を体験するため青森ねぶたの実物を展示してある「ねぶたの家 ワ・ラッセ」を訪れ、独特のリズムに合わせた踊りや大太鼓体験を通して、G8の一体感を強くする機会となった。