2023年7月15日(土)ホテルボストンプラザ草津において、滋賀県校友会第43回通常総会が開催されました。大学代表・校友会代表など来賓を含め63名が参加しました。
総会は、髙津知仁事務局長(‘91法)の開会挨拶後、今回の総会を持って退任される辻淳夫会長(’66経済)が、これまで57年にわたる校友会へ心血を注ぎ、その中でも特に学園と一体となってBKC展開を成し遂げたことが、近年の立命館の発展の礎になったことを述べた上で、今後の少子高齢化社会においては、地方から新しい人材を出すチャンスであること、そして大学の発展に対して協力していくことが校友会としての役目であることを熱く語られ、新体制への期待の言葉が述べられた。続いて学園を代表して、学校法人立命館の森島朋三理事長が登壇し、現在の立命館大学の現状や学生たちの国家資格の成績をはじめとした活躍を述べられるとともに、BKCを中心としたこれからの大学の展開・展望について語られ、1919年の大学令で揺れる立命館を大学昇格に後押ししてくれたのは、校友の皆さんであること、これからも厚いご支援・応援をお願いすることで結ばれた。続いて校友会代表として平林幸子校友会副会長・京都校友会会長よりご挨拶があり、校友会の近況として村上健治会長から門川大作新会長に交代されたことなどを報告され、校友会と大学が一体となって協力していくこと、滋賀県においてはキャンパスのある地元として大いに盛り上げて欲しい旨を述べられた。来賓紹介、祝電披露の後、総会議事となった。議長として福田弘幹事(‘82理工)が選任され、第1号議案から第3号議案まで、山本篤之監事(’66経営)による会計監査報告も含め、すべて承認された。
議事終了後、新たに会長として就任された、高橋祥二郎会長(‘79経済)より就任にあたっての挨拶があり、BKCの進出は地域経済にも大きく影響があり、また卒業生も滋賀で多く活躍しており、銀行、滋賀県庁、大津市役所、草津市役所などでは、職員の多くを占める割合となっていることが披露された。これからも引き続き滋賀県校友会の存在を発信していき、魅力ある校友会として切磋琢磨する校友会を目指すことを力強く述べられた。
長年、滋賀県校友会を牽引されてこられた辻淳夫会長に対して、校友会から感謝状、滋賀県校友会から花束が贈呈され、会場からは万雷の拍手が鳴り響いた。
続いて、未来人財育成奨励金を受給した学生団体「ぎゅっと滋賀」から石塚望愛さん、天池紘汰さん(ともに食マネジメント学部)が登壇し、「滋賀の新しいお土産を作る」活動について報告された。学生が滋賀の特色をいかしたお土産を作り、地元滋賀を盛り上げる活動には参加者の関心も高まり、その後の懇親会では学生を囲んでの質問が絶えなかった。
最後に髙津事務局長からチアカード(ポチ袋)を活用した校友会未来人財育成基金への協力が呼びかけられた。
第2部の講演会では、立命館スポーツアンバサダーでシグマクシス所属、アテネオリンピックパラリンピック銀メダリストの江島大佑氏(‘08産社)より「人生とは偶然を必然に変える過程」と題して、講演がおこなわれた。ご自身のこれまでの半生を語られ、障がいのこと、水泳にかける想い、そしてこれからの目標について、真摯な姿勢で述べられ、会場から大きな拍手が送られた。その後、辻睦弘幹事(’91産社)より、大会局長を務められる、国スポ・障スポ2025(第79回国民スポーツ大会・第24回全国障害者スポーツ大会)の紹介があり、ご協力と今後の盛り上げについてお願いがなされ、閉会となった。
第3部の懇親パーティーでは、髙津事務局長の司会進行により開催し、まず、山本進一副会長(‘77経営)より挨拶の後、井上敏夫幹事(’55法)の乾杯の発声が執り行い、和やかな開宴となった。歓談中は参加者の交流に加え、立命館大学応援団のリードによる校歌・応援歌斉唱で会場は熱気に溢れた。宴もたけなわとなったところで、西藤崇浩副会長(‘83経済)による中締めでお開きとなった。
なお、森島朋三理事長に加え、大学からは、高山茂理工学部長、天野耕二食マネジメント学部長、前川善彦総務部長、松原修BKCキャンパス事務局長、安原壮一BKC地域連携課長、布施亮介BKC地域連携課長が出席された。また、校友会からは平林幸子副会長、事務局として、校友・父母課の井上拓也課長と加藤功介課長補佐が出席した。