2022年12月14日(水)と2023年1月21日(土)、立命館宇治高校において高校2年生を対象としたキャリア企画「授業+R 2022」が実施されました。「授業+R」は「何となく大学に進学する」生徒を一人でも減らそうと、同校キャリア教育部の教員、有志の若手校友、校友会事務局が協力し、2009年度にスタートした取り組みです。
「授業+R」は「大学生授業」と「社会人授業」の2回で構成されています。12月14日(水)の「大学生授業」では、立命館宇治高校出身の現役大学生を中心に、「部活動」「課外活動」「留学」「学業」などのテーマで10名の学生が授業を行いました。また、今年は宇治高校から立命館アジア太平洋大学(APU)に進学した学生も参加し、より多様な選択肢を提示することができました。各クラスでは、大学生が高校時代に行っていた取り組みや大学生活で力を入れていること、挫折経験などについてプレゼンテーションを実施。その後、自分の興味関心があることや今後挑戦したいことについて考えるワークを行いました。授業後には生徒たちが講師に個別に話ができるよう個別相談会の時間も設けられ、多くの生徒が積極的に相談しました。
また、1月21日(土)の「社会人授業」は対面・オンラインのハイブリットで開催しました。日本全国から集まった11名の講師と、東アフリカのブルンジ共和国からオンラインで出席した講師1名の計12名が授業を行いました。高校生たちは社会人講師のプロフィールを元に、受けたい授業の3クラスを選択。授業では、社会人講師が、現在の仕事の内容、高校時代や大学時代の経験、その経験から得られたことを高校生に向けて語りかけ、自分の興味関心がどう今に繋がっているかを紹介しました。授業後に行ったアンケートでは、「授業+Rが大学生活の具体的なビジョンを持つきっかけになった」と答えた生徒が95%以上でした。高校生のときに受けた「授業+R」が学部選択のきっかけとなった大学生が運営スタッフとして携わったり、昨年大学生フタッフをした学生が社会人として携わったりするなど、「授業+R」を軸に循環型の支援が広がっています。
記念撮影時のみマスクを外しています