10月22日(土)に京都タワーホテルにおいて山小屋建設60周年を記念した「お祝いの会」を開催したところ、全国から様々な世代のワンゲルOB等が駆けつけ、総勢百名に上る盛大な集いとなりました。
ワンダーフォーゲル会は1956年創立の歴史あるサークルで、創立6年後の1962年に京都北山の雲取山二ノ谷において活動の拠点となる山小屋を学生自らの手で建設しました。
山小屋の管理は代々の会員に受け継がれてきましたが、現在は卒業生によって組織されたOB会(会長・昭和55年卒中山拓美)とで共同管理をしています。OB会では、今年夏に経年劣化が課題となっていた山小屋の屋根の葺き替え工事をOBからの寄付等を得て「令和の大修理」として実施しました。
お祝いの会では、「令和の大修理」や山小屋の建設や変遷などについてもスライドを使って説明があり、参加者各々が山小屋へ思いをはせながら熱心に見入っていました。山小屋は、ワンゲル関係者にとっては仲間と過ごした青春の一頁であるだけでなく、卒業後もいつでも帰って来れるふるさとでもあると改めて感じさせられました。
続いて、現役の学生から夏合宿等のワンゲル活動についての報告があり、コロナ禍の逆風の中で奮闘する後輩の姿に希望を感じたOBも少なくありませんでした。今後の活動の一助にとOB会から現役学生に対して「活動援助資金」を贈呈しました。
また、これまで山小屋を暖かく見守ってくださった雲取山二ノ谷の地権者様や猛暑の中屋根の施工に奮闘いただいた施工者様を特別ゲストとして招待させていただき、OB会から感謝状を贈らせていただきました。
そして会の盛り上がりも最高潮に達する中、参加者は各テーブルに戻り着席の上、校歌・応援歌・寮歌を斉唱してフィナーレとなりました。
今回のお祝いの会は、世代を越えたOB間の親睦や現役学生との絆づくりを進めることができた意義ある場となりました。
※集合写真撮影時のみ、マスクを外しています
前日に数人のOBが山小屋まで「二ノ谷の天然水」を汲みに行き当日会場で水割り用に各テーブルに提供したり、翌日も有志で山小屋を訪れる方々があったりと場外でもワンゲルらしい交流で大いに盛り上がった秋の週末となりました。