立命館大学校友会は、校友会活動ビジョンのもと、日本全国・世界各地で、今を頑張っているかがやく校友たちを応援しています。
ビジョン「未来を生みだす、立命のきずな。応援しよう、個のかがやきを。」にもとづき、会報「りつめい」286号に「応援しよう、個のかがやきを。」を設け、2名の校友を紹介しています。紙面では掲載しきれなかった内容も含めてご紹介します。
#応援しよう、個のかがやきを。(バックナンバー)
酒井 治子さん(’03法)
福島県在住/只見線地域コーディネーター(合同会社メーデルリーフ代表執行役員)
#只見線応援団
2022年10月1日に、11年2カ月ぶりに会津若松から只見まで列車がお客様を乗せて帰ってきます。只見町では、全線運転再開前の今だからこそできるレールウォークイベントが7月に行われ、地元の案内役としてお客様をご案内しました。地元の親子が一緒に線路を歩き復旧を支えてくれた現場の作業の様子を知っていただくことができました。
復旧する会津川口―只見の27.6kmは、JR線としては初めて上下分離方式で運用されます。列車運行はJR東日本が行い、福島県が第三種鉄道会社になり、線路や駅などを管理する役割を担います。
この秋、只見線は新たな歴史を刻みますが、沿線や会津の市町村が毎年負担し維持していくため、決して簡単な道のりではないでしょう。これまで当たり前に走っていた鉄道、バスなどの公共交通が、異常気象や新型コロナウィルスの感染拡大により大きな影響を受けています。地方では過疎や人口流出などの同じ課題を抱えながら暮らしています。
私は只見町に生まれ育ち、ふるさとを次の世代に引き継ぐことをあきらめません。自然とともに暮らすことを誇りに思っています。美しい車窓風景と、奥会津に住む人の暮らしを知ってもらい、旅を楽しんでいただけるのを楽しみにしています。ここに住む私たちが皆さんにとっての新しいふるさとになるように、これからも活動していきます。