新潟県校友会 会長・樋口和道(78法)様より「校友会活動ビジョン」行動指針「グローバルシチズンとして、広く社会に貢献する」を実現すべく、具体的なボランティア実践の報告がございましたので、以下掲載します。
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新潟刑務所への古着寄贈事業について
2021/11/1
立命館大学新潟県校友会
2021年11月1日(月)、立命館大学新潟県校友会は、県内校友から回収した古着を新潟刑務所に寄贈いたしました。
これは、2019年に本校校友会の創立100周年を記念して定められた「校友会活動ビジョン」の中の行動指針にある「グローバルシチズンとして、広く社会に貢献する。」を実現すべく計画された行動です。かねてより、新潟県校友会で、校友会活動ビジョンの具体的実現内容を模索している中、校友より本件の提案があり実現に至ったものです。
刑務所では、入所と出所が必ずしも同時期ではなく、また、出所者はみんなに出所準備をした迎えが来てくれるとは限りません。この為、出所時には入所時の衣服が返されますが、入所が夏で出所が冬だと夏服を着て寒風に晒されて出ていくこととなってしまいます。
こうした方々の為、季節に合わせた服装で出所できるように、古着の衣料を提供するというボランティア活動の提案でした。
新潟県校友会では本年9月12日(日)の総会にて具体案が提案され、全員一致で可決しました。それを踏まえ、まずは役員と総会参加者並びに会社勤務を終えた方の多い大人の会(65歳以上の会員)に声がけした結果、背広を中心にブレザーやGパン・セーター等145点の衣類が集まりました。
当日は、刑務所との取次をお世話頂いた笹だんごの会の佐藤袁也さんの案内で、小野守通名誉会長・樋口和道会長・小畑正敏副会長の3名で新潟市江南区山二ツの新潟刑務所を訪れました。所内にて、ダンボール箱等で10箱となった衣類を、目録と一緒に木藤貴文所長にお渡し致しました。
【写真提供:新潟日報社】
樋口会長から「グローバルシチズンとしての社会貢献として校友の善意を集めたものです。今後も継続的に支援していきたい。」と申し上げ、所長からは「所内には出所時に衣類が無く対応が必要な受刑者もいる中、想像以上の量であり善意は大変ありがたい。」とお礼を受けました。
新潟県校友会としては、この事業に限らず、校友会活動ビジョンと行動指針にのっとった様々な活動を今後とも続けていきたいと思っております。
以上