大学HPに、記事が掲載されました。
http://www.ritsumei.ac.jp/news/detail/?id=2252
NGUYEN Ngoc Haiさん(情報理工学研究科) 高橋彩音さん(法学部)
9月23日(木)、大阪いばらきキャンパスで、仲谷善雄・立命館大学長をはじめ学園役職者などが出席し、2021年度秋季立命館大学卒業式・大学院学位授与式を挙行しました。学部生・大学院生合わせて580人(学部:456人、大学院:124人)が、この日、卒業しました。
式典は新型コロナウイルス感染防止対策を徹底し、出席者を卒業生・修了生に限定して行いました。またキャンパスで出席できない卒業生・修了生や保護者・ご家族・ご友人等の皆様、在校生に向けて、式典の様子をインターネットでライブ配信しました。
卒業生・修了生に向けて仲谷学長は、「社会においても、教育・研究の場においても、新たなコミュニケーションツールとしてのDX(デジタルトランスフォーメーション)の進展により、リアルと高度に複合したハイブリッドな生活様式が展開されるでしょう。この新しい生活様式を創り出す鍵となるのは、本学の建学の精神である『自由と清新』だと考えています。皆さん一人ひとりの個性豊かな発想と行動から、多様なアイデアが創出され、変革が生まれることだと理解しています。混沌とした状況の中から新たな価値や意味を見出し、人々に的確な方向として提案し、協働して実現していく人材。変化する情勢に適応するだけでなく、熟慮と試行錯誤を繰り返しながら、新たな価値を発見し創造する人材。このような人材がイノベーションを生み出し、次世代を創造していくのです」と述べました。
そのうえで、「不確実な、予測困難な時代であるからこそ、失敗を恐れず、新たなことに勇気を持って挑戦してください。不確実さはチャンスでもあります。挑戦し続けてください。自由な挑戦こそが、世界の未来を創造し、皆さんの輝かしい人生を切り拓いてくれると信じています」と式辞を締めくくりました。
引き続き、卒業生・修了生を代表し、高橋彩音さん(法学部)・NGUYEN Ngoc Haiさん(情報理工学研究科)が、それぞれ挨拶を行いました。
高橋彩音さんは、「民法ゼミに所属し、120年ぶりに行われた民法の改正について学びました。最前線で研究されている先生の下、今回の大改正を法学部生として学ぶことができたことは、非常に貴重な経験となりました。法学部の学びからは、主要な法律の知識だけでなく、条文や判例を読み取る力、論理的思考力を身に付けることができました」と法学部での日々を振り返りました。
ベトナム出身の留学生、NGUYEN Ngoc Haiさんは、「和歌山県での仕事を辞めて、大学院で研究を始める決断にはとても勇気がいりました。しかし、夢を追いかけるのに年を取りすぎているということはありません。学ぶことに適した時期として、社会が示す年齢に縛られるべきではありません。『教育は人生のためのもの』です。立命館で研究の道に進んだことは、私の人生で最良の決断の1つだったと自信を持って言えます。私はすばらしい教授陣から学んだにとどまらず、生涯の友情を築きました。私たちは皆、人生の次の章に進みます。胸を張って堂々と歩き、立命館に誇りに思ってもらえるよう頑張りましょう」と仲間たちにエールを送り、決意を新たにしました。
なお、式典の様子(アーカイブ動画)は、下記URLよりご覧いただけます。【2021年10月31日(日)まで】
https://www.youtube.com/watch?v=TvLw9R5Au2Y
平林幸子・校友会副会長 会場の様子