2020年12月9日(水)と2021年1月30日(土)の2日間にわたり、立命館宇治高校において、立命館大学の若手校友および大学生が講師となり、高校2年生を対象としたキャリア企画「授業+R2020」が実施された。
立命館宇治高校では、内部進学率が高く、生徒の多くは大学受験を経験しないため、一般受験生に比べると、大学進学や学部選択を主体的に行うことへの課題を抱えている。「何となく進学」という生徒を一人でも減らそうと、立命館宇治高校キャリア教育部の教員、有志の若手校友、校友会事務局が協力し、2009年度から「授業+R」がスタート。今年で12回目を迎えており、大学進学を控える高校2年生約300名に対して、若手校友と大学生が、自身の学生時代や社会人としての経験を元に授業を行っている。昨年に引き続き、大学生スタッフが中心となって主体的に企画内容を考案し、校友スタッフとともに、一人でも多くの高校生が目標を持って大学進学できるようにと企画を行った。
12月9日(水)は、第1弾の大学生における授業として、立命館大学の大学生9名が、「起業」「体育会・大学スポーツ」「留学」「アルバイト・インターンシップ」「APU」「理系」「サークル・団体」「海外渡航」などのテーマで、授業を実施。高校生たちは授業を受けたい2名を選び、各講師は、テーマを軸に、大学生活での多様な経験を紹介し、自身の経験をふまえ、現在描いている将来像、目の前のことに全力でチャレンジすることの大切さを高校生に語りかけた。授業を通じて、日々の生活をなんとなく過ごしてしまっている高校生たちに対して、自ら好奇心をもって考えて行動し、大学やその後の将来について考えてもらう機会となった。また、授業後にも学部選択や将来について、生徒たちが講師に個別に話ができるよう個別相談会の時間も設けられ、多くの生徒が講師に積極的に相談していた。
1月30日(土)には、第2弾として、多方面で活躍する若手校友の社会人18名が講師となり、2人1組で各クラスの授業を実施。なお、同日は一部都府県で緊急事態宣言が発出中であったため、授業+R初のオンラインで授業を実施することとなり、事前に企画運営スタッフが、立命館宇治高校の担当教員や講師と綿密に当日の動きを調整し、授業当日を迎えた。高校生たちは社会人講師のプロフィールを元に、授業を受けたい2クラスを選択。授業では、社会人講師が、現在の仕事の内容、高校時代や大学時代の経験、その経験から得られたことを高校生に向けて語りかけ、「行動することがなりたい自分への一歩になる」というメッセージを伝えた。授業後半のオンラインツールを用いた質疑応答時間では、多くの生徒からさまざまな質問が寄せられた。授業を通じて、高校生たちに将来のなりたい理想像を考えてもらう機会となった。
「社会人講師一覧」
今井 良輔 法学部 2011年卒
林 永周 テクノロジー・マネジメント研究科 2015年卒
金子 ゆりか 産業社会学部 2009年卒
河尻 諭 法学部 2011年卒
川村 哲也 文学部 2015年卒
後藤 美奈 国際関係研究科 2012年卒
小林 明日香 経済学部 2018年卒
小牧 健也 経済学部 2017年卒
武田 悟 APUアジア太平洋学部 2016年卒
寺村 美里 生命科学研究科2018年卒
中川 誉也 国際関係学部 2019年卒
濱崎 千恵 国際関係研究科 2010年卒
平野 雅子 情報理工学部 2019年卒
堀口 友恵 産業社会学部 2009年卒
森本 勝也 理工学部 2013年卒
森 亮太 理工学部 2017年卒
「学生講師一覧」
有地 妙恵子 産業社会学部 4回生
岡田 竜之介 経営学部 3回生
阪口 史穏 経営学部 4回生
辛坊 仁 国際関係学部 3回生
玉井 宗宏 理工学部 4回生
長瀬 勝彦 文学部 4回生
中村 祐太 スポーツ健康科学部 3回生
丸山野 天喜 APUアジア太平洋学部 2回生
由良 菜摘 国際関係学部 3回生
「企画運営スタッフ」
田内 雅人 立命館宇治高等学校 教諭
山本 清之 立命館宇治高等学校 教諭
岩見 俊哉 政策科学部 3回生
片岡 大成 法学部 2回生
菖蒲 結衣 国際関係学部 3回生
清家 すみれ 経営学部 2回生
橋本 咲穂 文学部 3回生
疋田 紗也 文学部 2回生
藤原 彦貴 産業社会学部 3回生
松野 遼 スポーツ健康科学部 4回生
村井 菜々子 文学部 2回生
河尻 諭 法学部 2011年卒
後藤 美奈 国際関係研究科 2012年卒
小牧 健也 経済学部 2017年卒
中川 誉也 国際関係学部 2019年卒
三宅 幸佑 理工学研究科 2017年卒
森田 和総 国際関係研究科 2020年卒
塩田 楓 立命館大学校友会事務局(校友・父母課)
山本 浩平 立命館大学校友会事務局(校友・父母課)