2020年2月16日(日)、奈良ロイヤルホテルにて「第3回奈良県ファミリー会」が開催された。
まず、第1部「就職応援セミナー」には、54名の学生・父母が参加した。
就職応援セミナーは父母教育後援会からの期待もあり、奈良県校友会が主催し、2017年度から実施している企画である。地元(奈良)での就職を検討している学生やその父母が、奈良県で採用担当をしていた校友の採用する側の視点や奈良県の企業に就職された若手校友の就職活動の体験談を聞き、就職活動への不安の解消や就職活動の進め方を学ぶことを目的に開催されている。
奈良県校友会の胎中謙吾さんの司会進行により、来賓および主催者紹介の後、奈良県校友会の絈井憲会長が主催者挨拶を述べた。セミナーは、まず立命館大学キャリアセンターOICキャリオフィスの片岡達彦課長が「今年度の就職動向及び大学就活支援の状況」と題し、講演をおこなった。進路・就職の実績報告「PLACEMENT DATA 」を用いて、就職活動におけるスケジュールや立命館大学の進路・就職の概況について話し、学生・父母が真剣に聞き入っていた。
次に、近年卒業し、奈良県庁・奈良市役所・南都銀行に就職した若手校友による就活体験報告がおこなわれた。自身の就職活動についてざっくばらんに話した後、質疑応答では胎中さんの鋭い質問によって掘り下げた内容を伝えることができた。登壇した若手校友の中には、学生時代に奈良県ファミリー会に参加者であった方もいて、まさに循環型の支援文化創りにつながる企画となっている。
セミナーの最後に、「採用側から見た就活チェックポイント」と題して、2018年10月まで南都銀行の人事部にて副部長をお勤めであった田中敦さんによる講演がおこなわれた。エントリーシートの書き方や面接時に就活生のどのようなところを見ているか等、採用側からの貴重な話に、父母・学生が熱心にメモをとる姿が見受けられた。
セミナー終了後、奈良県校友会の柴田順夫副会長の司会進行により、奈良県庁・奈良市役所・南都銀行に勤める若手校友がブースに分かれ、個別相談会がおこなわれた。参加者はそれぞれ関心のあるブースに行き、若手校友にむけて現在の仕事内容や就活時の体験について質問し、会場は熱気に包まれていた。また、片岡課長の個別相談コーナーには、経営管理研究科教授で校友会の奥村陽一副会長も飛び入りで参加し、有意義な質疑応答となった。
第2部「立春会」は、第1部に参加していた父母・学生に加え、奈良県校友会の校友が参加して約120名で開催された。
奈良県校友会の小鍛冶佳陽さんと後藤美奈さんの司会進行により、応援団のリードによって校歌斉唱がおこなわれ、絈井会長が挨拶を述べた。来賓を代表して奥村副会長が挨拶を述べた後、乾杯の発声をおこない、開宴となった。
歓談中は、懇親の輪が広がるとともに、第1部に引き続いて就活の個別相談もおこなわれていた。応援団によるファイトオンステージで大いに盛り上がったところで、最後に全員で輪になって応援歌の斉唱の後、奈良県校友会の平野哲夫副会長の中締めによって閉会となった。
当日は、校友会設立100周年記念ロゴのミニフラッグによる撮影がおこなわれた。
事務局として、立命館大学校友父母課の布施亮介担当課長と曽谷直樹課長補佐が出席した。