11月9日(土)午後5時から、ホテルモナーク鳥取において、令和元年度鳥取県東部校友会総会が来賓・校友合せて51名の参加で開催された。文化講演会の開催、土曜日の開催や鳥取県西部校友会役員が参加されたのも初めてという、初めてづくしの総会であった。
第1部年次総会は、福島良幹事(’96経済)の司会で開始された。はじめに参加者全員で校歌を斉唱し、更に、物故会員への黙祷がおこなわれた。その後、来賓の紹介に続き、谷口博繁会長(’73文)が「今年は、西部校友会から初めてご出席いただいた。これから相互に懇親を深めていきたい。本年から文化講演会も一般の方も含めて開催した。新たな校友会活動をこれからも進めていきたいので、皆様のご支援をお願いしたい。」と挨拶された。続いて、西川幸穂立命館常務理事より、学園が来年120周年を迎え、これまで以上に発展しようと新たな取組みとして「R2030」を進めており、18歳人口減少の中で大変厳しい状況であるが、改革を継続していくため、校友の皆様のご支援をお願いしたい、との挨拶があった。
次に、校友会を代表して林幸雄校友会副会長は「10/19に校友会は、設立100周年の大会を開催したが、その重みを改めて感じた。未来人財育成基金は、未来に活躍する学生の活動を支援するために既に使われており、将来、社会に出てから日本や世界の発展のために貢献してくれるだろうと思っている。これからも変わらぬご支援をお願いしたい」と挨拶された。
来賓挨拶に続き、石河英直幹事(’99文)より平成30年度決算報告、竹内秀徳幹事(’85産社)から監査報告があり、拍手で承認された。また、上杉栄一幹事(’70経営)より未来人財育成基金の取組み状況の報告とより一層の協力要請があった。
ここで、これまで25年間に亘り、東部校友会の事務局を担われた西垣佳則事務局長(’71経営)にこれまでの功労に対して林副会長より感謝状の贈呈が行なわれた。東部校友会からも目録が贈呈され、西垣事務局長より謝意が述べられた。
第2部懇親会の司会は、松本公彦氏(’96経済)と平田拓也氏(‘10経営)。
はじめに今年の総会担当の経済・経営学部を代表して、上杉幹事より開会の挨拶があった。続いて、司会者でもある平田氏から乾杯の発声があり、開宴した。しばらく歓談の後、各テーブルに配布された未来人財育成基金の「封筒」への協力が呼びかけられ、多くの方がこれに応じられた。続いて、西部校友会の大野木昭夫幹事長より「初参加であるが、これからは、相互に交流を深めたい」との挨拶があった。
そして、いよいよ恒例となったビンゴ大会がおこなわれ、会場は大いに盛り上がった。次に、来年度担当幹事学部(産社・文・国際・政策)を代表して花原秀明副会長(’79産社)の挨拶があり、続いて登壇者全員から来年に向けての決意表明があった。
宴もたけなわとなり、若手3名のリードによる応援歌を全員が肩を組み、大合唱し、最後に清水優氏(’03経営)の音頭で万歳三唱をおこない、来年の再会を誓い、お開きとなった。
校友会本部事務局からは、田中康雄が出席した。
【はじめての文化講演会が開催されました】
年次総会に先立ち、15時から同ホテルで東部校友会としての新たな試みとして、文化講演会が開催された。講師は、第26回イグノーベル賞「知覚賞」を受賞された総合心理学部特任教授の東山篤規先生。講演タイトルは「逆さまの世界を知覚する~股のぞき効果~」という大変親しみやすいテーマであった。この講演会には、校友だけでなく、一般の方々も含め聴衆は60名を超えた。
講演では、「ものを見るのは、ある種の習慣である。制約条件の中で見ることを学んでいる。」「上下が入れ替わると顔の表情がわかりにくくなる。」「股のぞきをすることで、近くのものが遠くに、遠くのものが、近くに見える」といった内容を具体的にスライドで示され、誰もがわかるように説明がされ、先生のお人柄が偲ばれるご講演であった。